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→例:玄人志向 ATX電源
パソコンの電源を交換するのは、どんな場合でしょうか。まずは、壊れてしまった時でしょう。あとは、改造好きな方やマニアが、CPUやビデオカードをグレードアップ交換する時などでしょうか。
ここでは、タワー型ケースのパソコンを前提にしています。特にメーカーブランドのスリム型(ブック型)やキューブ型は、とりあえず除外させてもらいます。交換用電源の販売がない場合が多いためです。
タワー型ケースのパソコンでも、インテルの定めた、ATX 電源(またはBTX 電源)規格やMicro-ATX 電源規格の搭載のものというのが、前提となります。
【パソコン電源の選び方】
1.交換修理する場合
まず、壊れてしまった時です。パソコン電源は、運が悪ければ、2〜3年で、長くても5年くらいがいいところでしょうか、温度など使用環境の影響を強く受け、経年変化(部品の劣化)が原因で、お亡くなりになります。
(少し古い基準ですが、日本製の、産業用途以外の民生向け電子機器は、5年の寿命で設計(設計寿命)されています。中国など海外製は基準すら不明ですが、メーカーごとに異なると思います。)
この場合の交換電源の選び方は、比較的簡単です。まず、本体のカバーを開けて、電源をはずします。(取り外し方法は、最後の方に書いてあります。)
電源の金属カバー表面に、電源メーカーや規格などの記載されたシールが貼ってあります。ここに例えば、400W などと記載があれば、同じ電力の400W かそれ以上のものを選べばよい訳です。
購入するとき、特に注意すべきこと挙げますと、数年前のパソコンということで、CPU に、Core 2 Duo 以前の、デュアルコアCPU(PentiumD、800-900シリーズ)を搭載の場合は、PentiumD、CPU 対応電源であることを店の人に確認して下さい。
PentiumDの最も電力の多いCPUは、単体だけでも130Wありました。CPUの起動電力が必要のため、600Wあるから大丈夫というものではありません。(クーラーと同じで、起動する時の初期瞬間電力が必要なのです。)
また、5〜6年前のパソコンということで、CPU に、Pentium 4を搭載の場合は、Pentium 4 対応電源であることを店の人に確認して下さい。(もし、Pentium 4を搭載でなく、Athlon XPだったとしても、Pentium 4 対応電源が良い(パワーが上)です。)
2.CPU(やグラフィックカード)をグレードアップ交換する場合
さて、次に2番目にあげた、改造好きな方やマニアが、CPU やグラフィックカードをグレードアップ交換する時などに、電源交換も必要の時があります。
これは、CPU のグレードアップ内容によってだいぶ話が変わってきますので、場合分けする必要があろうかと思います。
@ノースウッド(Northwood)コアCPUのパソコン→ プレスコット(Prescott)コアCPU
まず、やさしい方から行きます。改造対象のパソコンを買った時期ですが、説明の便宜上、1年以上前の、CPU が:Pentium 4 でも、プレスコットコア(Prescott Core)CPU 以前のもの、つまりノースウッド(Northwood)・コアのパソコンとします。
具体的に、ノースウッド(Northwood)・コアのPentium 4: 2.6GHZ(FSB800) のものを、プレスコット3.4EGHz(FSB800) にグレードアップ交換したいとします。この場合、おそらく、電源交換も必要となります。
というのは、このプレスコットコア(Prescott Core)CPU から、電源のパワーが必要になったためです。交換電源を選ぶ時に、その電源の定格表示シールを良く見て、DC12Vが 18-20A 以上のもの(最新の2系統電源では、ここまで不要)を選んで下さい。
ケース付属の 350W クラスの電源ですと、16A 表示のものが多数販売されています(いました)。これでは、3.4EGHz(FSB800) の安定動作は、ちょっと心配です。
Aマザーボードも交換し、→ デュアルコア CPU(PentiumD )搭載パソコンへ
次は、最新のデュアルコア CPU も搭載可能なi945、i965 チップ以降のマザーボードに交換される、マニアの方向きの話となります。
まずインテル推奨の(2系統)電源を書いておきます。
LGA775タイプのCPU(Pentium 4)発売されてから、マザーボードの12V電力供給不足のため、電源コネクターが20ピンから24ピン(EPS12V、サーバー仕様)に増えました。
さらに、PCI-Express 型のビデオカードへの対応を含め、電源のDC12V 出力が、1出力では不足のため、12V 出力は2系統(ATX12V2.0仕様)に増えたのですが、電源には、2系統それぞれに、+12V1,+12V2(CPU用) の記載があります。
インテル規格 | 消費電力(Max) | CPU | 電源の規格 | CPU用+12V2 |
04A | 84W | セレロンD Pentium4 540(3.2GHZ)以下 Pentium4 650(3.4GHZ)以下
| ATX12V2.0 | 連続 13A |
04B | 115W | Pentium4 550(3.4GHZ)以上 Pentium4 660(3.6GHZ)以上 Pentium4 EE | ATX12V2.0 | 連続 13A |
05B | 130W | PentiumD 830(3.0GHZ) 以上 (820は、例外的に95W)
| ATX12V2.2 | 連続 16A,19A(Peak) |
05B | 130W | Pentium Extreme Edition | EPS12V (サーバー仕様) | 連続 19A,22A(Peak) |
デュアルコア CPU に交換するには、この表から、その交換の電源規格として、ATX12V2.2仕様で、CPU用+12V2の出力が、連続 16A,19A(Peak) の必要がある(インテルが推奨)ということになります。
+12V2の出力が、連続 16A,19A(Peak) といっても、じっさい購入するとき、19A(Peak) の表示は、電源側にないことが多いと思います。Peakは、(パルス状の)瞬間的交流電力のことです。
したがって、安全のためには、連続 17-18A のものを選んだ方がいいことになります。これは、500W 以上クラスの電源となると思います。
また、PCI-Express 型のビデオカードの専用供給6ピンや8ピンコネクターがついてる電源を選びたいですね。
Bデュアルコアといっても、その次の現世代の、Core 2 Duo以降の、パソコンの場合
このパソコンでは、インテルCPUの、Coreマイクロアーキテクチャの採用で、65ワットまで低電力化が進みましたので、上に書いたCPU面からの心配はなくなったと云えます。
しかし、もしビデオカードをグレードアップする場合などは、ビデオカード電源専用の6Pや8Pコネクター(PCI Express )などが必要になる場合がありますので、インテルの05B規格以降の電源を搭載しとけば、まず問題は出ないでしょう。(万一のため、マザーボードの電源コネクターが24ピンであることは、必ずチェックしましょう)
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【パソコン電源の交換・取り付け方法】
これは、考えるよりやってみると、簡単にできます。まずケース内部の電源から接続されてるケーブルのコネクターを、全部はずします。
この時どの種類のコネクターがどこにつながっていたかを覚えておくために、デジカメで写真取っておくと、接続するときに役立ちます。
次に、写真のケース本体の上部にある4本のインチネジを取ると電源の固定がなくなります。(落とさないように気をつけて下さい)
電源の取り外しは、これで終わりです。
次に、購入した交換電源を取り付けます。これは、先ほどと逆の作業となります。まず、4本のインチネジ
で、固定します。
最初、横置きしたケースに、ゆるめにネジを締めておき、ケースを立てて位置を安定させてから、本締めするとビビリ音の原因となるガタがなく取り付けできます。
次に、デジカメで写真取っておいた写真を参考に、ケーブルを接続していきます。この作業では、写真のとおり復元してもいいのですが、もし、4ピンコネクターのケーブルが余りそうでしたら、取り付け機器に均等にケーブルをつないで行くと、電流負荷が1本のケーブルだけにかかるということがなくなります。
フロッピーディスクの電源コネクター接続は、気をつけて下さい。逆ざしはできませんが、もし、1ピンずれて入れてしまうと、ケーブルが燃える(電源ショートの)ことあります。
また、マザーボードへの接続ですが、4ピンのCPU用の12V コネクターの接続を忘れずにしましょう。忘れてると、Pentium 4 以降のCPU が起動できないことがあります。(そのためのコネクターです)
2008年3月修正記。
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