ここでは、構築しやすいIDE RAIDを中心にその設定やRAIDレベルの解説などをしていこうと思います。

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No.1〜No.3 No.4〜
RAID System Tutorial
New RAIDカードリリース!!
No.5


 最近Ultra-ATA/133のHDDが登場してきましたが、遂に128GBオーバーのBigDriveTechnologyのHDDが発売しました。
 「Maxtor 4G160J6」です。
 一枚40GBプラッタの5,400回転HDDですが、現行のマザーボードでこのHDDを認識できるものは
公表されていないようです。
 そこで、新しくATAカード業界でも動きが活発でして、
   BigDriveTechnology ≒ LargeLBA 
 なニュアンスで記載されているのが、HighPoint TechnologiesのRAIDカードたちです。

 一番の注目株は「HPT374」搭載の「RocketRAID404」です。
 ワンチップで4コネクタ4チャネルをサポートし、RAID0使用時は合計8台のストライプボリュームが可能だそうです。
 スゴイですよ。
 4G160J6を8台で試算してみると、
   160GB x 8 = 1280GB = 1.28TB
 テラバイトですよ。うわースゴイ。NT4.0の管理限界までもう少しですねぇ。
 あ、でも8台HDD突っ込んでおけるケースも探すのが大変です。
 価格も参考までにHIT&RUN価格で計算しますと、
   \41,000(4G160J6) x8 + \12,400(RocketRAID404) = \176,400(あほですね)
 うわー、びっくり。
 

RAID System Tutorial
RAID構築例(CMD649-C01)
No.4


 当店でも多く販売している「PowerMagic Ultra-ATA/100 RAID CARD
を例に説明します。
 このカード、2,980円(11/22現在)にしてはなかなかのパフォーマンスがあります。
 店頭にて動作確認する機会がありましたので、今回の例となりました。

 では、そのカードを調査してみましょう。
 パッケージを開封しますと、カード本体とUltra-ATA/66(100)ケーブルが1本、ドライバCD-ROM、
二つ折りの薄い説明書が1枚となっています。
 この説明書、以前このカードがHPT370を採用していた頃から版が変わっていないのか、
説明がHPT370のままになっていますので要注意です。
 ではこのカードの説明に付いてはと言いますと、付属のドライバCD-ROMの中にある(他の製品のドライバもあります)
「CMDRaid」のフォルダ内の各OSフォルダ内に「Readme.txt」で存在します。
 もちろん全文英語なので、頑張って読んでください。
 このフォルダをFDDにコピーしておかないとWindows2000・XP・NT4.0の際、SCSI(RAID)カード導入時にFDを
求められるので慌ててしまいます。読むついでにFDを作ってしまいましょう。Windows98・Meではセットアップ後、
CD-ROMからで大丈夫なので、Windows2000・XP・NT4.0ユーザーさんはチェックですよ。
 「InstallMedley.exe」というこのカードのユーティリティ以外をFDにコピーしましょう。

 サイズは 679KBです(Windows上)。

 また、「Oemsetup.inf」ファイルを開いてみますと、1行目に
「; This INF file installs the 649 IDE Raid driver on Windows 98/ME,
NT 4.0, ; Windows 2000, and Windows XP systems. 」
とあるので、このままでも Windows XP に対応していますので安心です。

 さて、RAID用のHDDを二台用意しましょう。
 今回お店で用意できたのは「Fujitsu MPE3043AT」が二台です。
 出来るだけメーカー型式・回転数・容量を揃えましょう。
 他社のものとくみ合わせますとタイミングが取れないことが多く、
容量が違いますと多い方が少ない方に合わされるので損した気分になります。
 (また正常に動作しないこともあります)

 マザーボードに取り付け、HDDをカード上のIDEコネクタにそれぞれMasterで接続しました。
 起動後、マザーボードのBIOSの後、RAIDカードのBIOSが起動します。
 このカード<F3>でRAID BIOSのセットアップに入ります。
 その後、画面が切り替わることも無く、スムーズにメニューが表示され、
項目を<F1>、<F2>、<F3>、<F4>、<ESC>で操作します。
 今回はストライピングを作りました。
 ストライピング構築時は、ストライプのブロックサイズを指定します。
 この時は数字キーとアルファベットのAキーで選択します。
 大抵のデフォルトは64KBですが(この場合「6」でした)、Aの「Auto」 にしたらどうなるのでしょうか?
 64KBでした。つまんないなぁ。
 構築終了後、あらためてWindowsのインストールとなります。

 このカードは比較的易しいBIOSでしたので、英語の苦手なスタッフでもHPT370よりは簡単に設定できました。
 ぜひHDDが安価になってきましたので挑戦されてはいかがでしょうか。
 Windows2000にインストールする際のスタッフが行ったレポートを別で掲載します。
 参考にしてください。

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