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(注記追加:2008年5月に「地デジキャプチャ・カード」が発売されたため、今は単品販売されています。このような経過を経て発売になったと言うことであり、内容自体は間違ってはおりませんので、このページは残しておきます。最新情報は、→パソコンに地デジ チューナを搭載するには?へ)
最近、2006年春モデルくらいから、地デジ対応パソコンが多く販売されて来ました。地上デジタル、BSデジタル、CS110 などのチューナーを内蔵したパソコンなのですが、・・。
これは、自作系パソコンでも、TV チューナー・キャプチャーボードを購入すれば、出来てしまうと思いがちなのですが、(私も最近まで、そう思っていましたが、)まったく違うようです。
結論から言ってしまうと、現在その見込みは、立たないようです。高性能なTV チューナー・キャプチャーボードのメーカーである、株)ピクセラのホームページをみますと、キャプチャーボードの単体販売はしないのですか?という質問に対し、
「デジタル放送の規格上、現時点ではデジタルTVキャプチャーボードの単体販売はできません。」と書かれています。
その理由は、(社)電波産業会(ARIB)が定めるデジタル放送の規定では、デジタルテレビを視聴するためのB-CAS(ビーキャス)カード(ICカード)を取得し、デジタル放送受信機として認可を得なくてはならない、のだそうです。
B-CASカード
へぇーっ??と思いますが、これは、営利目的の不正コピーを防ぐためだろうと、すぐ想像はできます。
NHKのデジタル放送のコンテンツ保護施策の実施についてというページをみますと、「地上デジタル放送、BSデジタル放送をご覧の方は、必ずB-CAS カードを受信機に挿入してください。」と注意しています。
そうなんです。地上デジ・BSデジを、テレビで見るためにも、このB-CASカードが必要なんです。シリマセンデシタ。(筆者は、地方在住で放送もまだ始まらず、地上デジ対応テレビ買ってないんで。)
株)ピクセラによれば、キャプチャーボードは、あくまでも「部品」という扱いであるため、デジタル放送受信機として認可を受けられず、単体で販売することができないという意味になります。
ということは、当分の間?は、地デジ対応の、TV チューナー・キャプチャーボードは、発売されないでしょうと、悲観的な気分になりました。すごく、残念です。
さて、地上デジタル対応パソコンには、このB-CASカード以外に、知っておきたい知識として、コピーワンスとか、ムーブ(移動)機能とかあります。
コピーワンスは、文字通りなので省略しますが、ムーブ機能というのは、著作権保護のための、一種の暗号化の仕組みで、記録する時に、コピー制御信号が付加され、再生するときに、再生機器側で、それを復号して再生するという機能です。
このとき、つまり、ムーブする時、元の映像がハードディスクから、自動消去されるようになっています。ハードディスクからハードディスクへは、何度もできるようですが、DVD メディアにムーブすると、記録はそこで終了します。
このDVD メディアは、著作権保護に対応した、CPRM(Content Protection for Recordable Media)対応というメディアが必要ですが、一旦ここに記録すると、もうムーブ出来ないのです。いやーよく考えられています。
さて、次は、地上デジタル対応パソコンには、どんなものが発売されてるか見ていきたいと思います。
VAIO type H
まずは、ソニーから価格もリーズナブルな、2006年夏モデルVAIO type H :VGC-H73DS (価格:199,800円〜)です。
これは、デュアルコアPentium D 920(2.80 GHz)搭載で、メモリー1GB、ハードディスク、400GB と必要なところは、しっかり押さえています。
また、ディスプレイは、別売となっていて、地上・BS・110度CSデジタル放送の番組および著作権保護されたコンテンツを再生する場合に必要な、HDCP規格(キーワード参照)に対応した液晶ディスプレイも、選択できるようにしている。
ちなみに、HDCP規格に非対応のディスプレイを接続した場合は、著作権保護されたコンテンツは再生または表示できないということになる。
残念ながら、ムーブ機能については、後日アップデートという形で、CPRM対応DVD-RW/RAMメディアへの書き出しが可能になるということである。
VALUESTAR G タイプX
次に紹介したいのは、NECからの、 VALUESTAR G タイプX です。これは、別のページの、水冷式CPUクーラー搭載パソコン入門でも書きましたので、知っている方もいるかも知れません。
ここでは、デジタル放送対応 最廉価モデル、(269,955円〜)について書いておきます。
最新デュアルコア Pentium D 940(3.20GHz)も搭載可能で、グラフィックに、「GeForce 6600 GT」も選択可能のため、3Dゲームやオンラインゲームも十分楽しめる仕様となっています。
さらに、20型ワイド液晶が標準というだけあって、テレビとしての使い勝手の良さを追求した「ぱっと観テレビ」機能というのを搭載しています。
これは、リモコンの電源ボタンを押すだけで、素早くTV画面が起動し、Windowsの起動も同時に始めます。各種デジタル放送がすぐに見られ、録画も簡単にできるようで、面白い機能です。
また、気になる、ムーブ機能ですが、CPRM 対応でデジタル放送番組もDVD-RAM へ移動(ムーブ)可能です。デジタル放送の「1回だけ録画可能」(コピーワンス)な番組を録画し、DVD-RAM へ移動(ムーブ)したり、
他社の機器からDVD-RAM へムーブされた「1回だけ録画可能」な番組をVALUESTAR G タイプXで再生することもできます。
ここからは、パソコンに地デジ・チューナーを搭載するにはに、つづく・・。
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2006年 5月記。
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