地デジ(チューナー付)パソコン・ランクTOP10(2010.12月)
★【関連ページ】:●手持ちのパソコンに地上デジチューナーを搭載するには
2011年7月にアナログテレビ放送が終了し、地上デジタル放送に完全移行するということで、「地デジチューナー」の付いたパソコンを検討の方も多いかと思います。
個宅の場合、「新しいアンテナ」が必要となったり、HDCP対応した「デジタル接続モニター」も必要になる方もいると思われますが、この辺の課題や方法については、※注記)「放送エリアの確認」、「アンテナ確認する」をご覧下さい。
BUFFALO 地デジチューナDT-H10/PCI(Amazon価格?)
左の写真は、地デジ対応のPCに内蔵されている地デジチューナの例ですが、外付け方式も販売されてます。PCに詳しい方は、このような部品を購入して、手持ちのPCに取り付ければ良いのですが、地デジチューナーの設定は、結構面倒なので、つい購入したくなるものです。
地デジ方式は、そもそも画質の良いハイビジョン映像をみるためのものですので、ハイビジョン動画の「録画・再生や編集ソフトのセット付属」したPCが多いようです。
また、裏番組の録画、ダブル録画、「観る」「録る」組合せができる、ダブル地上デジタルチューナー搭載に、お買い得感があるため、上位としました。
ランキングに当たり、地デジの性能を表す、これらの項目以外に、CPUやグラフィックの性能のチェックも加味し、筆者の独断と偏見によりランキング紹介しました。
■地デジPCランキングの上位判断基準
@ダブル地デジチューナ搭載、A録画・再生や編集ソフトの充実、BCPUのマルチ処理性能、Cグラフィックの性能、DGPGPU技術採用の対応
注記)ランキングは、あくまでサイト公開の標準仕様での順位付けです。価格もカスタマイズにより大きく変化しますので、ホンの参考です。
★地デジパソコン・ランキング ★ 2010年12月調査
ランキングと機種 | イメージ画像 | 地デジの性能とCPUの性能 | グラフィックなど他の性能 |
---|---|---|---|
1位
日本HP HP Pavilion Desktop PC HPE 390jp/CT ダブル地デジモデル (BTOカスタマイズ) ¥126,210円〜 |
●【実機評価】HPE 390jp レビュー(2010/12月)へ |
●地上・BS・110度CS対応ダブルチューナー(ピクセラ製)
動画再生や編集ソフト付属:「HP MediaSmart」 ●CPU選択可 Core i7-930 (HT対応4コア8スレッド、 定格2.80GHz、ターボ最大3.06GHz、 L3 cache 8MB、QPI 4.8GT/s ) |
●グラフィック選択可 CUDA技術(※注1)対応 NVIDIA GeForce GT320 1GB (アナログD-sub15×1、DVI-I 端子 x 1 、HDMI 端子 x 1) ●6GB:DDR3-1333 (PC3-10600) ( 2GB x 3:トリプルチャネル) ●ハードディスク:500GB Serial ATA 3Gb/s、7,200rpm ●光学ドライブ:DVDスーパーマルチドライブ ●USB3.0 ポート |
2位
東芝 東芝 dynabook Qosmio T780 Webオリジナルモデル PT780TTABFRW ¥169,800円 30,000円OFFクーポン適用後 |
光沢18.4型ワイドフルHD仕様 解像度1920×1080 Windows 7 Home Premium 64ビット |
●地上デジ・チューナ×2
(ダブル録画、裏録) ビデオ編集ソフト : Corel Digital Studio for TOSHIBA、Super LoiloScope 30日体験版 ●CPU選択不可 Core i7-740QM (HT対応4コア8スレッド、 定格1.73GHz、ターボ最大2.93GHz、 3次cache 6MB ) |
●グラフィック選択不可 NVIDIAのCUDA技術(※注1)対応 GeForce GT330M ●映像専用プロセッサSpursEngine搭載(※注1) (アナログD-sub15×1、HDMI 端子×1) ●4GB:DDR3-1066 (PC3-8500) ( 2GB x 2:デュアルチャネル) ●ハードディスク:640GB(SATA)、5400rpm ●光学ドライブ:ブルーレイディスク ●harman/kardon ステレオスピーカー ●Webカメラ:30万画素 |
3位
マウスコンピュータ パーソナルパワーモデル :Lm-i720X-DB24L ¥119,700円 |
LED液晶24型ワイド(フル HD/16:9)付き |
●地デジ・チューナx 2
:3波(地デジ/BS/110度CS)対応チューナ/リモコン付 視聴・録画は「Windows Media Center」使用、 2番組同時録画対応。 編集ソフトなし ●CPU選択可 Core i7-870 (HT対応4コア8スレッド、 定格2.93GHz、ターボ最大3.6GHz、 L3 cache 8MB、DMI 2.5GT/s ) |
●グラフィック選択可 NVIDIAのCUDA技術(※注1)対応 GeForce GTS250 1GB →GTS450へ無償アップグレード (DVI x2個 、DVI-HDMI変換コネクタ付属) ●4GB:DDR3-1333 (PC3-8500で動作) ( 2GB x 2:デュアルチャネル) ●ハードディスク:1TB(SATA 2)、7200rpm、SATA 3.0 Gb/s ●光学ドライブ:10倍速ブルーレイドライブ |
4位
ソニー VAIO Fシリーズ クリエイティブエディション(BTO選択で) ¥134,800円 |
光沢16.4型ワイドフルHD仕様 解像度1920×1080 Windows 7 Home Premium 64ビット版 |
●地上デジ・チューナ× 2 (ダブル長時間録画機能搭載) 動画・静止画・音楽編集ソフト(BTO選択で) : Adobe Premiere Elements 8(CUDA対応動画編集ソフト) & DigiOnSound5 L.E. for VAIO ●CPU選択可 Core i7-640M (HT対応2コア4スレッド、 定格2.8GHz、ターボ最大3.46GHz、 3次cache 4MB ) |
●グラフィック選択可 NVIDIAのCUDA技術(※注1)対応 GeForce GT425M 1GB (アナログD-sub15×1、HDMI 端子×1) ●4GB:DDR3-1333 (PC3-10600) ( 2GB x 2:デュアルチャネル) ●ハードディスク:320GB(SATA)、7200rpm ●光学ドライブ:DVDマルチディスク |
5位
ドスパラ Prime Monarch TV ¥87,980円〜 |
●地デジチューナー: 地上・BS・110度CSデジタル放送3波対応 :I/O DATA GV-MVP/XS /ハードウェアトランスコード搭載 TVキャプチャソフト付属:「mAgicTV Digital」 ビデオ編集ソフトなし ●CPU選択可 Core i5-760 (HT非対応4コア4スレッド、 定格2.80GHz、ターボ最大3.33GHz、 L3cache 8MB、DMI2.5GT/s ) |
●グラフィック選択可 NVIDIAのCUDA技術(※注1)対応 GeForce GT430 1GB (DVI、HDMI 、アナログD-Sub 15、各1個) ●4GB:DDR3-1333 (PC3-10600) ( 2GB x 2:デュアルチャネル) ●ハードディスク:1TB(SATA 2)、SATA 3.0 Gb/s ●光学ドライブ:DVDスーパーマルチ |
|
6位
ツクモ eX.computer 地デジモデルTA7J-C24/S 1万円引き特価 ¥109,980円 |
オリジナルATXミドルタワー (ブラック/ 防塵フィルター搭載) |
●地デジチューナー :I-O DATA製 GV-MVP/HS3 地デジ・BS・110度CSダブルチューナーは+¥8,400円 ●CPU選択可 Core i7-870 (HT対応4コア8スレッド、 定格2.93GHz、ターボ最大3.60GHz、 L3cache 8MB、DMI 2.5GT/s ) |
●グラフィック選択可 NVIDIAのCUDA技術(※注1)対応 GeForce GT 240 1GB (DVI、HDMI、D-Sub15、各1個) ●4GB:DDR3-1333 (PC3-10600) SanMax製 ( 2GB x 2:デュアルチャネル) ●ハードディスク:1TB(SATA 2)、5400rpm ●光学ドライブ:Blu-rayドライブ(LG電子製 BH10NS30) |
7位
フロンティア KOUZIRO 地デジ対応TVモデル GZシリーズ FRGZ7B75TVX/21LCST ¥154,980円〜 |
フルHD対応21.5インチワイド 光沢液晶付 |
●地デジチューナー・リモコンセット :アイオーデータ GV-MC7/HZ3(USB) 編集ソフトなし ●CPU選択可 Core i7-950 (HT対応4コア8スレッド、 定格3.06GHz、ターボ最大3.33GHz、 L3cache 8MB、QPI 4.8GT/s ) |
●グラフィック選択可 NVIDIAのCUDA技術(※注1)対応 GeForce GTS250 512MB (デジタル映像出力DVI-I x 2個) ●3GB:DDR3 ( 1GB x 3:トリプルチャネル) ●ハードディスク:1TB(SATA 2)、5400rpm ●光学ドライブ:Blu-rayドライブ ●キーボード / マウス:MS Wireless Desktop 3000 BlueTrack (ワイヤレス) |
8位
NECダイレクト VALUESTAR G タイプW クーポン利用¥133,140円〜 (BTO選択で変化) |
23型ワイドフルHD、IPS液晶 3D対応モデル、液晶一体型PC |
●地デジ・BS・110度CS対応(ダブルチューナ搭載)
「ひかりTV」、ブルーレイ3D対応。 ・TV視聴、録画ソフト付属 :「SmartVision 3D」 ・ビデオ編集〜Blu-lay/DVD保存ソフト付属 :「Corel Digital Studio for NEC」 ●CPU選択不可 Core i7-640M (HT対応2コア4スレッド 定格2.8GHz、ターボ最大3.46GHz、 3次cache 4MB ) |
●グラフィック選択不可 NVIDIAのCUDA技術(※注1)対応 GeForce GT330 1GB ●4GB:PC3-8500(DDR3-1066) ( 2GB x 2:デュアルチャネル) ●ハードディスク:500GB(SATA)〜 ●光学ドライブ:ブルーレイディスク ●内蔵2.1chステレオスピーカ:3W+3W、ウーファ6W ●家庭用ゲーム機がつながる「HDMI/D4入力端子」付(オプション) |
★地デジチューナー搭載モデルが豊富なメーカーとショップ
●日本HP :HP de 地デジカ!!! キャンペーン Season 2 (搭載モデル一覧5機種)
●ドスパラ:地デジチューナー搭載モデル一覧(6機種)
●ツクモ:地デジ搭載モデル一覧(4機種)
★地デジチューナーが安い店は?
アマゾンで「地デジチューナー」の価格を調べる
2010年12月記。
※注記)【放送エリアの確認】
もう98%以上?の地域で問題ないとは思われますが、地デジを見るために、まず「居住の地域」が地デジ放送を受信できるか(放送エリア)の最終確認が要ります。下記のサイトから確認できます。
→放送エリアの目安(社団法人デジタル放送推進協会(Dpa)のサイト)
※注記)【アンテナを確認する】
アンテナ確認の内容は、地デジの受信方法によって異なります。つまり集合住宅など住まいの状態により、確認項目が違って来ます。
共同アンテナの場合を除き、私の場合もそうでしたが、ほとんどの戸建て家庭では、新しいアンテナが必要となりそうです。
1.戸建ての個別アンテナの場合(アパート、マンションでも):
・UHFアンテナ :アナログ放送と受信方向が同じで、UHFアンテナが地デジ放送の帯域に対応している必要がある。
(筆者の田舎の実家の例で、10年くらい前に設置したもので問題ありませんでした。このくらいなら大抵大丈夫と思いますが、近くの「家電量販店」のテレビ売り場で聞くと親切に教えてくれると思います。)
・VHFアンテナ :残念ですが受信不可です。
2.集合住宅の共同アンテナの場合
・屋上等に共同アンテナが設置されている場合は、管理組合やマンションのオーナーから確認が必要となる。
※注記)【液晶モニターについて】
アナログ接続モニターは、画質が落ちるSP/LPモード(中画質/低画質モード)のみが視聴可能ということですが、肝心のハイビジョン画質が視聴できないようです。
このため、もしアナログモニターだった場合は、デジタルコンテンツの不正コピー防止、著作権保護のためのHDCP対応、デジタルDVI接続仕様のものに買い換える必要があります。
アナログ接続コネクターは、普通分かりやすい青色をしています。デジタルのDVI接続コネクターとは、互換性がありません。
※注記)地デジ関係の項目
・地上デジタル放送の規格(日本独自のデジタル放送規格「ISDB-T」):
解像度:1440×1080i(または1920×1080i)、縦横比:16:9、ビットレート:17Mbps、フレームレート:29.97fps、帯域幅 6MHz、コーデック:「MPEG-2 Video」
(BSハイビジョン放送は、1920×1080i(または1440×1080i)、縦横比:16:9、ビットレート:24Mbps、フレームレート:59.94fps)
・録画に要するHDD容量:目安として地デジ放送(HD画質)1時間録画すると約7.5GBが必要。
・ダビング10:10回(コピー9回+ムーブ1回)ディスク作成が可能。ムーブ後はHDDより番組データは消去される。
1.HD動画の編集性能と速度性能を上げるには:GPGPU(汎用目的のGPU)に対応するGPU技術を採用していること。
★NVIDIAのCUDA技術
NVIDIAが提供するGPU向けのC言語の統合開発環境であり、コンパイラやライブラリなどから構成されている。解りやすく言えば、並行性の高い演算処理を行う場合、GPUに搭載されたシンプル演算に適した多くのCPUが、(少数で複雑な構成を備えた)CPUと比べて高い処理性能が出せるので、マルチCPUプログラミングに利用するもの。
グラフィックカード搭載のGPUは、GeForce 8100以上、GeForce G100以上、モバイルでは、GeForce G105M以上、GeForce 8400M以上の数字が入っているGPUカード。この他は、NVIDIA Tesla や NVIDIA Quadroシリーズ。
参考記事:CUDAに対応したMain ConceptのMPEG-4 AVCエンコーダ
★ATI Streamテクノロジー
GPGPUに対応するGPUを採用。物理演算や立体映像処理、動画のエンコードやアップスケーリングなど、通常CPUでのみおこなっていた各種作業を、CPUへの負荷は最小限に抑え、高速に処理。
グラフィックカード搭載のGPUは、ATI Radeon HD 4000シリーズ以降のもの、表中での例:ATI Mobility Radeon HD 5650など。
★上記のGPGPUを搭載し、かつそれに対応したソフトで編集作業すれば、レンダリングやエンコード速度が劇的に向上する。おおむね5〜20倍程度高速化と云われる。
2.高性能なマルチCPUを搭載してること。:
デュアル(2)コア→クアッド(4)コア→ヘキサ(6)コアCPUの順で、さらに高速クロックであればあるほど、エンコード処理速度が上がり、その時間が短くなる。
3.価格が安いこと。DV、HDV規格デジタルカメラのIEEE1394端子、AVCHD方式ハイビジョンカメラのUSB2.0(〜USB3.0)接続コネクタのあることなど。
★SpursEngine(スパーズエンジン):東芝が開発した、映像専用コプロセッサ(ホストCPUと連携する補助プロセッサ)
昨年テレビ業界の話題をさらったハイエンドテレビ「CELLレグザ」と同じCell Broadband Engine(Cell)技術をベースにしたLSI。Cellに搭載されているSPE (Synergistic Processor Element)を1.5GHzに低クロック化したものを4基搭載し、さらにH.264・MPEG-2のハードウェア・エンコーダ及びデコーダを搭載する。
GPGPUではなく、パソコンではGPUは別に搭載している。強力なハードウェアアクセラレータとなる。東芝のQosmioシリーズPCの一部やPCI Express接続アクセラレータカード(カノープスFIRECODER Bluや、Leadtek社の「WinFast PxVc1100」など)に搭載されている。
価格コムのレビューによれば、東芝 2010夏モデル「Qosmio G65W」を使って、家庭用デジタルビデオカメラで撮影した約1時間のハイビジョン動画映像(AVCHD形式、3.18GB)をBD-Rディスクにダビングして見ると、8分8秒という短時間で終了の報告がある。
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