初心者にやさしいハードディスク知識−ATA(ATA100/133)
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BTOパソコンのハードディスクは、自分の用途に見合った容量(サイズ)を選べばよいのですが、今の新しいPCですと、だいたい160〜320GB程度を選ぶ方が多いようです。
2007年1月末発売の新しいOS:Windows Vista になりますと、Home Basic 版で、20GB以上、Home Premium, Business, Ultimate 版ですと、40GB以上がマイクロソフトの推奨となりました。
さて、本ページは、ATA(IDE)タイプのハードディスク解説です。
【 ATA 】
ATAは、AT Attachmentの略で、ATという形式のパソコンの接続方式の意味です。つまり現在のATX,BTX形式パソコンの前から継承された古い仕様です。(最近はATAの前に、UltraやUltra DMAなど付けなくなりました。)
また、規格面からは、ATAPI(AT Attachment with Packet Interface)方式とか、その生い立ちから、IDE方式ともいわれ、光学ドライブなどにも使われる接続方式です。
現在の主流ハードディスクがS−ATA(シリアルATA)に移ったため、パラレルATA(P-ATA)と言って区別することがあります。
ATAタイプのハードディスクは、ATA66 → ATA100 → ATA133と、外部転送速度(注:内部転送速度ではなく、インターフェース接続部回路速度)を、それぞれ、66MB/秒 → 100MB/秒 → 133MB/秒、と向上させて来ました。
しかし、内部転送速度が速くなり、133MB/秒のパラレル伝送方式の限界に近ずいたため、シリアルに変える必要がありました。(注:内部転送速度:トランスファレート(TransferRate)が、真のHDD転送速度ですので、お間違えなく!。)
(詳細参考:限界というのは、2バイト(16ビット)単位のパラレルデータを、ストローブ信号のエッジ(縁)で同期して転送するには、133MHzが限界。各データ間の遅延時間が異なり同期できないということです。)
新しいS−ATA(シリアルATA)方式は、差動(ディファレンシャル)方式の回路を採用して、耐ノイズ性を上げています。また、1ビット伝送であるため、遅延時間が異なり同期できないということはありません。
ATAタイプの接続部は、接続ピン数が、40ピン信号と4ピン電源線から構成されています。また、接続できるケーブル長は、45Cm(18インチ)という制限があります。
また、モーター回転数は、5400/7200/10000回転(RPM) 、内部メモリーバッファも2/8/16MBの3種があり、いずれも大きい方が高速HDDということになります。
パラレルATAの解かりにくい速度仕様部分のみをまとめておきますと、
ATA133方式:外部転送速度:133MB/秒、外部伝送周波数:133MHZ(内部転送速度は個別)
ATA100方式:外部転送速度:100MB/秒、外部伝送周波数:100MHZ(内部転送速度は個別)
ATA 66方式:外部転送速度: 66MB/秒、外部伝送周波数: 66MHZ(内部転送速度は個別)
ということです。
【 S−ATA 】:
これは、別のページで解説します。
2007年2月記
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