トレーダー(特にデイトレ)用途のパソコンの選び方
(本ページはプロモーションが含まれています)
(2024年4月28日更新)
最近、デイトレPCの販売が少ないため、本ページを参考にして、BTOショップパソコンからフルカスタム自作した例を一覧表に追加しました!
(←長らく低迷のヤフー株もやっと上がり始めた!)
為替が円安方向に変わり、株も上がりはじめたことで、リーマンショック以来、ネット・トレードを中断していた人が再開したり、今年から新しく始めた人も多いようです。2013年は金融再開のUターン元年となるかも知れません。
現在、筆者も再開したくて、うずうずして準備していますが、パソコンが古くなってしまいました。同じように、新しくマルチ画面対応のPCに買い替えたい人も多いのではないかと思います。
そこで、今回、「トレーダー用途のパソコンの選び方」について、考察して見ることにしました。
マルチモニター画面表示機能
最低でもモニターが2台ということで、これは、取引を注文入力する「売買データの管理画面」の他に、変化するの株価チャートを1画面は出したいという、最低条件です。
しかし、デイトレードの場合は、これだけではとても情報不足と思われます。
ここでは、チャートの例は、株取引での説明としました。為替取引(いわゆるFX取引)でも、ほぼ似たようなチャートが使われています。(ゴールデン・クロスやデッド・クロスなどは全く同じですね。)
← 板情報
さて株取引なら、まず「板の動き」ですね。買いと売りの注文状況(気配値、売気配株数、買気配株数)がリアルタイムで表示されています。
この板の状況を見て買うタイミングを決めているトレーダーが多いようです。買い板と売り板の厚さをみて、変化したところで買うわけです。
このページは取引の解説をしている訳ではありませんので、深入りはしませんが、これ以外に、「日中足チャート」、「リアルタイムランキング」が3大ツールと言われています。
← 日中足(日足)チャート
板情報で、現在の株価は分かります。しかし、1日の中での過去の値動きや相対的な株価の位置が分かりません。
日足は、何時何分の株価がいくらだったかが分かるだけでなく、チャートの形から今後の株価を予測することが出来るので、売買の戦略を立てられるのです。
(ここまでに掲載した株価チャートは、SBI証券に口座開設している筆者が、本日参照したものです。また、値動きランキングについても、見ることが出来ます。特別なソフトウェアは利用していません。)
(注記)【デイトレードの3大ツール】とは
板情報 :現在の株価と市場に出ている注文状況(気配値、売気配株数、買気配株数)をリアルタイム表示
日中足(日足)チャート :1日の動きをチャートで示したもの
リアルタイムランキング :儲かる銘柄、つまり値動きの良い銘柄を探すのに使う。上昇率ランキング、下落率ランキング、売買高ランキング、売買代金ランキングなどデイトレードに適したものを効率よく探せる。
← リアルタイムランキングの例:
値上がり率ランキング上位%('13年9月11日東証一部)
「リアルタイムランキング」は、その日の値動きの良い銘柄を探すために使います。その日のランキングの一覧表です。
デイトレードでも食べ物と同様に、「旬の銘柄」が一番おいしいと言えます。「旬の銘柄」とは、その日の値動きのいいものを指します。
動きがよければ、値幅を取れる可能性が高くなり、儲けやすいわけです。
こういった風に、本気でデイトレードをやるとしたら、モニターが何台か必要になります。
上に挙げた画面だけでも、「売買データの管理画面」以外に3画面が出てきました。その都度画面を切り替えて使えば、1台でも出来ないことはありません。
左の写真は、エーチャージ( acharge )の高解像度6画面対応例
しかし、一番良いのは、「売買タイミング」を逃さないために、「自分の作った取引ルール管理上では、X台が必要」と言うのやり方がよいのではないでしょうか。
ここで、参考のために、テクニカル分析を駆使して、デイトレードやスイングトレードを中心に株式投資で生計を立てている二階堂重人さんの「パソコンとネット接続環境」の例を挙げておきます。
有名な二階堂重人さんは、10冊以上の株に関する本を書いていて、その中の「デイトレード勝ち続ける人の逆張りテクニック」(筆者も愛読者)に出ています。
【パソコンとネット接続環境を準備する】(要点のみ引用させていただきました)
●3台のPCでトレードしていて、それぞれの役割が決まっている。
(デイトレーダーの多くは、複数のパソコンを使って、売買しているようです。)
●1台は、上に挙げたデイトレードの3大ツール専用。
これで、3大ツールだけを表示させている。
つまり、板情報、日中足チャート、リアルタイムランキングの3画面となる。
●1台は、注文専用。
常に注文画面を表示しておくので、すぐに注文を出すことが出来る。
●1台は、材料および市場全体の情報専用。
材料と市場全体の動きを把握できる情報だけを表示している。
●ネット接続環境は、ブロードバンドにすること。遅い回線だと、注文できなかったりするためです。
具体的には、光回線のBフレッツを利用している。Bフレッツ回線の速度は上り下り速度ともに、最大100Mbpsです。
ということでした。
パソコン台数は、初心者は1台でもいいと言っています。
以上から、総合まとめに入ります。
上の写真は、エーチャージ( acharge )の高解像度6画面対応例
【トレーダー用途のパソコンの選び方(2013年更新)】
トレーダーパソコン販売サイト(おススメのショップ)一覧は、モニターアームの下です。
マルチモニター機能 :マルチディスプレイ接続で、最低 3台以上の接続が出来ること。
画面のサイズは、19〜24インチ(価格はそれほど変わりません)
推奨最大解像度 1920×1080(24インチ標準)。
ディスプレイスタンド(下記写真。机に固定できるモニタ用アーム)など。
マルチタスク機能(CPU) :CPUは、安くなったため4コア以上
インテルなら:Core i5(i7) -xxxx以上、
AMDなら :AMD Aシリーズ(Fusion APU) :A10/A6/A8- xxxxシリーズ
一般パソコン仕様 :
・グラフィックス:インテルHD Graphics などCPU内蔵のもので問題なし。
ただ、トレーダー専用をうたったPCでは、4 台のモニターを同時に接続可能にするため、比較的高性能なグラフィックカード(NVIDIA T1000 8GB(4GB) GDDR6)を採用してる場合が多いです。
・メモリー:最低でも、4GB以上
・HDD(SSDストレージ):500GB(SSDなら128GB)以上。
・ネットワークLAN 機能 :ギガビットLAN(1000base-T)
・無線LAN機能 :(オプションまたは後付けで追加)
どちらのLAN共に、光ブロードバンド接続に必要。
安定性・信頼性 : 構成パーツの品質・信頼性が高いこと。
これは、分かりにくいため、初心者の人は、定評のある(実績の多い)ショップを選ぶと良いでしょう。
予備のパソコン:1台(できれば):
これは、取引の最中に万一メインがダウンした時に、注文を手仕舞う(終了する)ために必要と考えます。手仕舞い出来ないと大変なことになる場合が往々にしてあるからです。
【モニターアームオプション選択】 :ここまで用意すれば自分のトレーディングルームが作れます!
割安マルチモニターアーム販売例
最近では、4台程度のモニターを机の上に置いても、作業スペースが十分取れ、高さ調整も容易にできるようなスタンドなども販売されています。
●水平多関節液晶モニタアーム(4面・VESA対応・クランプ/グロメット式) CR-LA1505BK(写真はサンワサプライSanwaDirect販売)
●「マルチモニターアーム」でAmazon検索結果へ
6画面モニタースタンドの例
2台アーム+4台アームではなく、左の写真例は、1台のアームで6台のモニターを取り付けているのが分かります。
この左写真の詳細は:トレーダーパソコン比較評価−8画面対応したVSPECで詳しく解説しました。
【多画面モニター利用に向いたパソコンデスクとは】 :ここまで用意すれば自分のトレーディングルームが作れます!
:マルチモニター向きのPCデスク
●楽天市場のパソコンデスク ワークデスク 180cm幅 奥行60cm 2人用
一番下に、億人 「ヤーマン」の株日記に公開のPCデスク写真あり!
【 トレーダーPC販売ショップ代表例:4画面〜9画面対応パソコンの一覧表 】 (2024年4月28日更新) (品種が多いおススメのショップより、おススメ順に、4画面対応モデル中心に紹介!価格はカスタマイズで大きく変動!)
店舗(メーカー) パソコン型番 |
ケースタイプ | グラフィックス 型番 |
CPU型式 (速度) |
メモリー (種類) |
HDD (HDD,SSDの種類) |
価格 (標準仕様) |
---|---|---|---|---|---|---|
カスタムBTO自作の例
種ベースPC (パソコンSHOPアーク製PC) arkhive Gaming Custom GC-I5M AC-IR10B66M-TS1 構成部品メーカーと型番を明記 |
自作がお薦め?
(但し購入の ビデオカードの 当たりチェック) ミニタワー型 microATX Thermaltake製 BTO選択: 他ケース 1種類 |
合計4画面
@3画面接続 ビデオカード NVIDIA T400 4GB 900-5G172-2540-000 GDDR6 4GB 32,500円 (Amazon購入) 5Kディスプレイ 駆動対応 A+1画面は マザボ接続 |
Core i5 -14400 (10C16Th 1.8- max4.7GHz L3cash 20MB) BTO選択: 他CPU 5種類 |
16GB
(8GBx2) DDR4-3200 Crucial製 BTO選択:max128GB 他Memory 9種類 |
500GB
M.2 SSD 【NVMe・PCIe4.0】 (PCIEx Gen4 x4) Kingston製 BTO選択:max 8TB 他SSD 50種類 |
132,300円(税込)
(2024年3月) 32,500円 +99,800円(Base PC) マザーボード ASUS製 PRIME B660M-A D4 BTO選択: 他マザー 2種類 |
ツクモ(TSUKUMO eX.computer)
★マルチモニタモデル MS5J-A230/B |
スリムタワー型 MicroATXスリムタワーケース(ブラック) 4画面モデル (合計6画面) |
@4画面ビデオカード NVIDIA T1000 4GB GDDR6 5Kディスプレイ駆動出力 (Mini DisplayPort) x4 Aマザボ出力接続2個 (HDMI x1 DisplayPortx1)で、 +2画面可能 |
Core i5 -13400F (6C16Th 2.5(1.8)- 4.6GHz 20MB Cash) |
16GB (8GBx2枚)
DDR4-3200 |
500GB SSD (M.2, NVMe接続) |
155,800円
(2024年4月) ASUSマザーPRIME H610M-A D4 (MicroATX) ブランド良し |
マウスコンピュータ
最大4画面出力に対応 mouse F4-I5U01CG-A (エンタメ向けセット) |
14型液晶
+23.8型モニター iiyama Prolite |
合計4画面 @HDMI×1画面出力 (解像度3840x2160) AThunderbolt 4×1画面出力 (解像度3840x2160) BUSB3.1 Type-C×1画面出力 (解像度3840x2160) C14型液晶PC (1920×1080) |
Core i5 -1240P (6C12T 1.2- 4.4GHz Cache 18MB) |
8GB DDR4-3200 (8GB×1) |
512GB M.2 SSD (NVMe) |
129,800円
(2023年9月) 23.8型モニターセットモデル |
マウスコンピュータ
トレーダーPCジャンルではないが、4画面出力対応のビジネス向けPC |
ミニタワー型
ビジネス向け ワークステーション MousePro BP-I5N04 MousePro BPシリーズケース |
合計4画面
@3画面接続ビデオカード NVIDIA T400 4GB GDDR6 5Kディスプレイ 駆動対応 A+1画面は マザボ接続 |
Core i5 - 12400 (6コア12スレッド、 定格2.5GHz 、ターボ最大4.4GHz 、Smart Cache 18MB) |
16GB DDR4-3200 (8GB×2) |
256GB M.2 SSD(NVMe) |
164,780円
(2024年2月) マザーボード:B760 チップセット ★クリエイティブPC CGやCAD用途にも MousePro BP-I5N04 |
エーチャージ (ACHARGE) ★デイトレパソコン専門店 マルチモニター対応パソコン一覧ページ 9画面、6画面、3画面対応など多品種あり! |
タワー型
6画面モデル Acharge 6面 マルチi7プレミアム エーチャージ の良さは 主要部品 の型番明記 |
合計6画面 Nvidia T400 4GB GDDR6 3画面ビデオカード HDMI変換 ×2枚 5Kディスプレイ 駆動対応 |
Core i7 -13700F (16C24T 2.1- 5.2GHz) |
16GB (8GB x2) DDR4-3200 (PC4-25600) |
1.0TB SSD(M.2) (Solidigm製) マザーボード GIGABYTE B760M A ELITE AX DDR4 MATX |
259,600円 209,990円版あり (2023年9月) デイトレパソコン・6画面モデル [Acharge 6面マルチi7プレミアム] |
エーチャージ (ACHARGE) ★デイトレパソコン専門店 マルチモニター対応パソコン一覧ページ 9画面、6画面、3画面対応など多品種あり! |
タワー型
9画面モデル Acharge 9面マルチi7プレミアム エーチャージ の良さは 主要部品の 型番明記 |
合計9画面 Nvidia T400 3画面ビデオカード ×3枚 5Kディスプレイ 駆動出力 HDMI変換 |
Core i7 -13700F (16C24Th 2.1- max5.2GHz) |
16GB DDR3200 (PC4-25600) |
1.0TB SSD(M.2) (Solidigm製) マザーボード GIGABYTE Z790 AORUS ELITE AX DDR4 |
325,600円 税込 (2023年7月) 9画面モデル Acharge 9面マルチi7プレミアム |
パソコン工房 ★auカブコム証券とパソコン工房が共同プロデュースするトレーディング専用パソコン「kabuパソ」 6画面、4画面、2画面対応あり(注記1) |
スリムタワー型 microATX kabuステーション動作推奨スペック・「kabuパソ」 +モニター4画面 |
合計4画面
@3画面接続ビデオカード NVIDIA T400 4GB GDDR6 5Kディスプレイ 駆動対応 A+1画面は マザボ接続 訪問設置・設定サービス など付属 |
Core i5 -13400 (10C16Th 2.5- max4.6GHz) |
8GB DDR5-4800 (PC5-38400) |
500GB M.2 SSD (NVMe) |
299,800円
(2023年7月) 23.8型モニター4台付属でお得! モニターアーム・スタンド式も! |
←デルのアイデア商品:フラットパネルLCDモニタP4317Q
(4つの画面は、それぞれ別のパソコンからの入力映像)
(注記)
【有名トレーダー(雑誌紹介など)の PC環境、トレーディングルームは?】
むらやん氏(デイトレーダー、総資産額1億5000万円(2015年))
■パソコン台数:(ほぼ2画面接続) デスクトップ 4台 ノート1台
■モニター台数: 7台 (19インチ〜24インチ)
■ケーブルテレビ(有料日経CNBC中継) : 1台
(ただし、2008年度のブログ「むらやんが株やってます」公開)
テスタ氏(個人投資家、総資産額6億円(2015年))
■パソコン台数: デスクトップ 2台
■モニター台数: 7台 (14インチ〜24インチ)
(ただし、2010年のブログ「テスタの株日誌」公開)
ヤーマン氏(個人投資家、総資産額?億円(2015年))
■パソコン台数: デスクトップ 2台 (キーボード2台)
■モニター台数: 7台 (?インチ)
(ただし、ブログ 「ヤーマンの株日記」に公開から引用の下記写真より)
【おまけの余談: 投資法】
筆者も長年、株式投資をしていますが、デイトレードを日を跨いで少し伸ばしたやり方に、「スイングトレード」と言われるものがあります。これは現在のトレードがうまく行かない方に適しているのではないかと思います。
「明日ドカンと上がる株の見つけ方」という本を書かれた、熊谷亮さんの推薦の方法で、筆者もようやく、この領域が体験的にわかるようになり、意識して始めたよい方法なので、ここに紹介しておきます。
(ただし、初心者には向いていないと思うので注意して下さい)
説明すると長いため、この本のエッセンス、要点のみ書きますが、3つあります。ほんとに株の極意と言えるものと思います。
(あくまで、暴騰の場合であり、急騰ではありません。)
1.暴騰銘柄の急落後の反発狙い
(デイトレードに通じるのですが)暴騰後に、急落して半値押しの半値戻し
2.暴騰銘柄の底値反発狙い
(これは暴騰天井後、3ヶ月以上かけて底値、底打ちの銘柄が対象ですが、やはり、半値つまり、天井の40%から50%からの反発上昇という点では、1.項と同じです。)
3.高値更新銘柄の新展開狙い(ここは暴騰銘柄ではありません)
(「3角保ち合い上放なれ」などとも言われますが、前回の高値を大きな陽線で越えた場合をさします。)
2017年8月制作 ⇒ 2024年4月28日更新
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