動画編集(ビデオ編集)パソコン一覧
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2023年8月28日更新
【本ページと関係深いページ】 :
動画編集向け推奨スペックPC - Adobe Premiere, PowerDirector, After Effectsなど快適
動画編集(ビデオ編集)は、NVIDIA Studio PC の時代へ
Adobe Creative Cloud (CC) 推奨スペックPCモデルへ
動画編集者に新しい仕事が生まれます【動画教材エディターとは?】
最近では、「ビデオ編集」という言葉が使われなくなって、「動画編集」という用語の方に移行して来たように感じます。それはユーチューブなどの動画サイトが発達したためからかも知れません。
このページでは、どちらかと言えば、プロになるための入門者向けの(ビデオ)動画編集向きパソコンを販売のショップブランドやメーカー各社のラインアップを調べて分類した分かりやすい一覧表を作るのが第一目標です。
しかし、利用するソフトがだいたい分かっている人や、すでに決まっている方を前提にして、動画編集ソフト(いわゆるノンリニア編集ソフト(※注記1))ごとに、どんなパソコンが良いのかと、分離した方が解りやすいとも考えています。
【NVIDIAのグラフィックGPUの基本】
まず、NVIDIAの「GeForce」シリーズGPUドライバーには、Game ReadyドライバーとStudioドライバーの2種類が用意されている。
もちろん、『Game Readyドライバー』はゲーマー向けで、ゲームを快適にプレイするためのチューニングが行なわれている。
もう1つの、『Studioドライバー』は、レタッチや動画編集、CGレンダリングといったクリエイティブ系アプリで、広範囲にわたってテストが実施されて、パフォーマンスと信頼性が高められている。
(動画エンコード処理などの基本技術については、「高速エンコーダの現状−インテルQSV機能と外付GPUカード」のページを参照下さい。)
■NVIDIA GPUアクセラレーション機能のメリット
CUDA(クーダ)テクノロジーと呼ぶ、このGPUの汎用並列コンピューティング技術は、
⇒・メインメモリからデータをGPU用メモリにコピー
⇒・CPUがGPUに対して処理を指示
⇒・GPUが必要なデータを取り込み各コアで並列実行処理する
⇒・結果をGPU用メモリからメインメモリにコピー
と実行される。
【参考】:Adobe Premiere Elements の GPU アクセラレーション
GPU アクセラレーション機能により、エンコーディングパイプラインが高速化されるので、Adobe Premiere Elements での書き出し時間が短縮される具体例へ
【ノンリニア編集ソフトでのGPU アクセラレーション利用】
■ADOBE PREMIERE PRO
ADOBE PREMIERE PROで、このGPU アクセラレーション機能を利用し、NVIDIA RTX の専用のエンコーダーとデコーダーでビデオ作業を高速化、ビデオ編集時間が最大 2.1 倍高速化した例が、NVIDIA Studio サイトで報告されています。
■DAVINCI RESOLVE(Blackmagic Design開発)
同様に、このGPU アクセラレーション機能を利用し、NVIDIA RTX の専用のエンコーダーとデコーダーでビデオ作業を高速化、カラー グレーディングと編集時間を最大 50% 高速にした例も、NVIDIA Studio サイトで報告されています。
これ以外にも、このNVIDIA GPUアクセラレーション機能で高速化されるビデオ編集(動画編集)アプリケーションソフトの例が多数あります。
Adobe After Effects, Cyberlink Powerdirector, Filmora, JianYing, Notch, Redcine-x Pro, Topaz Labs Video Enhance AI, Vegas Pro, など
以上のアプリは、NVIDIA Studio サイトの「ビデオ編集とモーション グラフィックス」で紹介例です。
■高性能 GPUの製品ラインナップとして
NVIDIA GeForce RTX 30 シリーズ、Titan RTX 、または NVIDIA RTX A シリーズを薦めています。
【入門者(Creative Dabbler)向けクラスとして】
GeForce RTX 3050〜、
GeForce RTX 4050〜、
Nvidia RTX A1000(6GB)〜、
Nvidia RTX 2000 Ada Laptop GPU〜
これ以上の性能のグラフィックスカードを薦めています。
【NVIDIA STUDIO 推奨PCとは 】
ここまでに書いて来たような、動画編集(ビデオ編集)が出来る、ノンリニア編集ソフト(ADOBE PREMIERE PRO, DAVINCI RESOLVE, Adobe After Effects, Cyberlink Powerdirector, Filmora, JianYing, Notch, Redcine-x Pro, Topaz Labs Video Enhance AI, Vegas Pro,など)、つまり、NVIDIA GPUアクセラレーション利用で高速化するビデオ編集ソフトに向いたスペックのパソコンを、NVIDIA STUDIO 推奨PCとして(NVIDIA Studio バッジを付与し)NVIDIA社が薦めているようです。
現在、マウスコンピューターと日本HPの2社のサイトに出ています。
【NVIDIA STUDIO 推奨PC 】:2023年8月28日調査
店舗(メーカー) パソコン型番 |
グラフィックス 型番 |
CPU型式 | メモリー (種類) |
HDD (HDD,SSDの種類) |
価格 (標準仕様) 代表ソフト |
---|---|---|---|---|---|
マウスコンピューター
14型液晶(ノングレア) NVIDIA STUDIO 推奨PC DAIV Z4-I7G50SR-B |
GeForce RTX 3050 Laptop GPU (GDDR6 6GB) |
intel Core i7-13700H (14コア20スレッド /1.8GHz- TB最大5.0GHz, Smartcash 24MB) |
32GB (16GBx2, DDR5-4800) |
SSD(M.2) 500GB (NVMe Gen4×4) |
199,800円
3Dアニメ (Blender Cycles)、 ノンリニア編集 (Adobe Premiere Pro、DaVinci Resolve)、 Adobe CCなど |
日本HP
16型ワイド・WQXGA液晶(ノングレア) NVIDIA StudioノートPC パフォーマンスモデルG2ノート HP ENVY 16-h1000 |
GeForce RTX 4060 Laptop GPU (GDDR6 8GB) |
intel Core i7-13700H (14コア20スレッド /1.8GHz- TB最大5.0GHz, Smartcash 24MB) |
32GB (16GBx2, DDR5-5200) |
SSD(M.2) 2TB (PCIe Gen4x4 NVMe M.2) |
259,800円
3Dアニメ (Blender Cycles)、 ノンリニア編集 (Adobe Premiere Pro、DaVinci Resolve)、 Adobe CCなど |
日本HP
NVIDIA StudioデスクトップPC パフォーマンスモデル HP ENVY Desktop TE02-0076jp |
GeForce RTX 3060 Ti (GDDR6 8GB) |
intel Core i7-12700K (12コア20スレッド /GHz- TB最大5.0GHz, Smartcash 25MB) |
32GB (16GBx2, DDR4-3200) |
1TB M.2 SSD (Gen4 PCIe NVMe) |
233,000円
3Dアニメ (Blender Cycles)、 ノンリニア編集 (Adobe Premiere Pro、DaVinci Resolve)、 Adobe CCなど |
【Adobe Creative Cloud(CC)推奨スペックPCから特にPremiere Pro, After Effect】:
2023年9月1日調査
Adobe Creative Cloud (CC) 推奨スペックPCモデルPageへ
店舗(メーカー) パソコン型番 |
ケースタイプ 代表ソフト |
グラフィックス 型番 |
CPU型式 (速度) |
メモリー (種類) |
HDD (HDD,SSDの種類) |
価格 (標準仕様) |
---|---|---|---|---|---|---|
ツクモ Adobe Creative Cloud 推奨スペックPC AA7J-C213/ZT |
ATXタワーケース
〜for Movie〜モデル Adobe Premiere Pro/Premiere Rush/Media Encoder |
GeForce RTX 3060 12GB (GDDR6) |
Core™ i7 - 12700KF (12コア20スレッド、定格3.6GHz Boost 最大5.0GHz、Smart Cache 25MB) |
32GB (DDR4-3200) |
1TB (SSD) (M.2規格 / NVMe接続) |
234,800円 Windows 10 Pro 64ビット |
BTOパソコンのサイコム(Sycom)
映像編集者向けPC Lepton Motion Pro Mini B660/D4 |
ミニタワー型PC
After Effects /Premiere Pro /DaVinci Resolve Fractal Design製ケース:Torrent Nano Black |
GeForce RTX4060 8GB (ASUS製) (8GB ) |
Core i7-13700K (16コア24スレッド 、定格2.5GHz ターボ最大5.4GHz、30MBスマートキャッシュ) |
32GB(メジャーチップ)
(16GB×2, DDR4-3200) |
1TB SSD Crucial製 (M.2 PCI-E GEN4) |
263,310円(安価)
3DCG・CAD・映像編集などプロフェッショナル向けモデル 2週間無償お試しキャンペーン中 |
BTOパソコンのサイコム(Sycom)
映像編集者向けPC Lepton Motion Pro Z790/D5 |
ミドルタワー型PC
After Effects /Premiere Pro /DaVinci Resolve Fractal Design製ケース:Torrent Compact Black |
GeForce RTX4060 8GB (ASUS製) (8GB ) |
Core i7-13700K (16コア24スレッド 、定格2.5GHz ターボ最大5.4GHz、30MBスマートキャッシュ) |
32GB(メジャーチップ)
(16GB×2, DDR5-4800) |
1TB SSD Crucial製 (M.2 PCI-E GEN4) |
280,580円(安価)
3DCG・CAD・映像編集などプロフェッショナル向けモデル 2週間無償お試しキャンペーン中 |
マウスコンピュータ Adobe Creative Cloud 推奨スペックパソコン DAIV FX-I7G7T |
デスクトップPC
After Effects /Premiere Pro |
GeForce RTX 4070 Ti (GDDR6X 12GB ) | Core i7-13700KF (16コア24スレッド 、定格2.5GHz ターボ最大5.4GHz、32MBスマートキャッシュ) |
32GB
(16GB×2; DDR5-4800) |
1TB (NVMe Gen4×4) |
389,800円
民生用 4K動画編集、特殊効果処理向けに |
パソコン工房 Adobe CC推奨スペックパソコン SENSE-F079-LC139KF-XLX |
ATXミドルタワー型 Premire Pro / After Effects などの特に高いパフォーマンスに |
GeForce RTX 4090(24GB GDDR6X) | Core i9-13900KF (24コア32スレッド、定格3GHz Boost 最大5.8GHz、キャッシュMB) |
32GB
(16GB×2; DDR5-4800) |
1TB
(M.2 SSD / NVMe) |
489,800円
4K動画・特殊効果編集におすすめ |
【EDIUS シリーズソフト搭載〜動作スペック対応モデル】
グラスバレー(旧トムソン・カノープス)のノンリニア編集ソフトの、EDIUS シリーズ動作対応モデルの紹介です。日本製ですが、この編集ソフトには、ミドルレンジモデルの「EDIUS Neo」、ハイエンドモデルの「EDIUS / EDIUS Pro」(※注記2参照)があり、放送業界にも導入されています。
★グラスバレー公式サイト:放送・映像関連機器の総合メーカー Grass Valley
【EDIUS Pro(動作スペック対応)動画編集パソコン】:2023年8月25日調査更新
店舗(メーカー) パソコン型番 |
グラフィックス 型番 |
CPU型式 | メモリー (種類) |
HDD (HDD,SSDの種類) |
価格 (標準仕様) |
---|---|---|---|---|---|
ゼウスコンピュータ(ZEUS)
4K30P映像編集 4K30P映像編集ハイクラスモデル ZEUS WS/i7/Broadwell-E/DeckLink/4K30P |
GeForce GTX1650 4GB | intel Core i9 -10900X (10コア20スレッド/ 3.7GHz- TB最大4.7GHz) |
32GB (16GBx2, PC4-25600 ) |
SSD(M.2) 250GB (Samsung製) +1TB HDD (WDigital製) |
449,900円 外部チューナー BlackMagicDesign DeckLink Studio 4K搭載 カメラからのリアルタイムキャプチャーや、プレビュー画面のモニタリングが可能! |
【本ページと関係深いページ】 :
動画編集(ビデオ編集)は、NVIDIA Studio PC の時代へ
Adobe Creative Cloud (CC) 推奨スペックPCモデルへ
AVCHDビデオカメラ動画編集で、EDIUS(エディウス)が快適動作するPCのスペックは
2023年8月28日更新
(PR) Web上の動画を録画して保存できるソフト:B’s 動画レコーダー10
(YouTubeの録画からCMカットまで全自動)
【注記】
※注記1)ノンリニア編集ソフトの種類(出典:wikipedia)
●Adobe Premiere (アドビシステムズ)
●Avid Media Composer (アビッド・テクノロジー)
●Corel Ulead VideoStudio (コーレル、ユーリードシステムズ)
●MediaStudio Pro(コーレル、ユーリードシステムズ)
●CyberLink PowerDirector (サイバーリンク)
●EDIUS (GrassValley 旧トムソン・カノープス)
●Final Cut Express (アップル)
●Final Cut Pro (アップル)
●iMovie (アップル)
●Nero 8 Ultra (Nero AG)
●Pinnacle Studio (アビッド・テクノロジー、ピナクル事業部)
●LoiLoScope (LoiLo)
●Windows ムービーメーカー (マイクロソフト)
●Movie Edit Pro(MAGIX)
●Filmora 動画編集 プロ (ワンダーシェアー)
●VSDCフリービデオエディタ(Flash-Intergro LLC)
●Sony Vegas Pro (MAGIX社へ売却)
●Sony Vegas Movie Studio (MAGIX社へ売却)
※注記2)EDIUSシリーズ
・EDIUS Neo
EDIUS Neo は、グラスバレー( Grass Valley 旧トムソン・カノープス)のEDIUSシリーズのミドルレンジモデルで、
家庭用のビデオ編集から映像クリエイターの本格的な映像制作まで、幅広い用途で使用できるとされる。
多彩なトランジションやビデオフィルタ、無制限に拡張できるトラック(ビデオ・タイトル・オーディオ共に)や同時に複数のシーケンスを編集できるネストシーケンス機能など、家庭用として最高峰の機能を有している。
ユーザーインターフェースは、EDIUS Proと同一のものが採用されており、搭載されているエンジンもEDIUS Proがベースとされている。その為、プレイヤーとレコーダで構成されるプレビュー画面やデュアルモニタの対応など映像クリエイター向け設定も用意されている。
・EDIUS/ EDIUS Pro
EDIUSシリーズのハイエンドモデルで、放送業界に導入されるなどアマチュアからプロシューマまで幅広い評価を受けている。
3つあるエディションの中で唯一USBドングルを採用しており、これを差し込まないとソフトが起動せず、同じライセンスで複数台のマシンにインストールできる代わりに同時に使えるのは一台だけという仕様になっている。
自社製のハードウェアと合わせてノンリニア編集システムを構築することもできるという。
バージョン6はタイトルからProが取れ、単にEDIUS 6となっていましたが、次のバージョンの6.5では再びProが付き、EDIUS Pro 6.5となった。現在、EDIUS Pro 8まで発売されている。
【初心者のクリエイター向け参考ページ】 :
●VHS・ビデオ編集の最初の1歩?
●CPUのQSVエンコーダとグラフィックスのCUDAエンコード性能比較へ
●初心者のクリエイターPC入門
●After Effects STUDY!! アフターエフェクトの初心者向けチュートリアルや使い方
●AE:GATHERING * AfterEffectsの海外チュートリアル集(AEでモーショングラフィックスの作り方を解説)