12インチ超えの大画面タブレットにもなるノートが登場
(本ページはプロモーションが含まれています)
タブレットとモバイルノートがひとつになったタブレットPCの大型化が進んでいるようです。
今回紹介するのは、通常のキーボード付きのノートとしても使え、さらにタブレット部分を着脱できる、いわゆる「セパレート型」タイプです。
2015年末に、12インチ超えの大画面タブレットPCが日本マイクロソフトとアップルの2社から登場しました。
これ以前に2015年2月に発売されたソニー (VAIO株式会社製) のモンスタータブレットPCは、ページの一番下に紹介しました。
【 マイクロソフト Surface Pro 4 】
←マイクロソフト Surface Pro 4 販売機種一覧ページへ
マイクロソフトのものは、以前から、本サイトの高性能モバイルノート ランキング TOP 10の1位に紹介していた12インチの「Surface Pro 3 」の進化系です。
これがさらに大きく、12.3インチの大画面となった「Surface Pro 4」です。
日本経済新聞の「(新製品バトル)大画面タブレット」という紙面に掲載された情報によると、
赤外線カメラで利用者の顔を検知し、自動でログインできる機能を搭載し、この機能は、「顔認証によるロック解除は、とても快適」(ジャーナリスト石川氏)らしい。
また、OSにWindows 10 を搭載し、「パソコン向けのOSなので仕事をする分には申し分ない。複数のソフトを同時に使う仕事スタイルをそのまま踏襲できる。(ジャーナリスト石川氏)」という専門家からの評価であった。
従来からちょっと気になるキーボードですが、「キーボードは打鍵感はあるがノートパソコンに比べると、長時間の利用では分が悪い。(テクニカルライター山口氏)」とのことである。
このため、長時間利用の用途では、通常のノートPCなどの方が適していると思われ、キーボードを切り離して持ち歩ける閲覧向けとしての、タブレット中心の使い方がより適しているようです。
この点は、特に iPad Proの方に言えることですが、アップルのiPadサイトを見ても持ち歩いての映像や画像の閲覧用のシーンを特に強調しています。
PCとしてキーボードから入力するのは、緊急に、外部でまとまった文章などの修正が必要になった時を想定した方がいいのではないかと思われます。
次にアップル社のiPad Pro です。
【 アップル iPad Pro 】
画面サイズが12.9型と、標準モデルの「iPadエア2」(9.7型)の1.8倍とだいぶ大きい感じです。
(サイト上部のiPadをクリック)
一般に画面が大きくなると電力消費も増えますが、少ないエネルギーで液晶を稼働する技術を採用して電池の駆動時間は9〜10時間とほぼ同じ長さである。
また、CPUの処理能力は「エア2」の1.8倍となり、高精細動画の編集など負荷のかかる作業も速く処理するということです。
「従来のiPadより処理能力が高く、巨大なデータでも処理に時間がかからない。
電子書籍はぐっと読みやすくなる。」(ITジャーナリスト西田氏)という専門家からの評価もありました。
どちらも、バッテリーの駆動時間は9時間超えとほぼ同じ長さであった。また、ペンの書き心地は、滑らかさなどはどちらも良好のようです。
特にSurface Pro 4では、ペン先の反対側を画面に当てると作動する消しゴム機能が特徴的です。 「ペンの消しゴム機能は直感的に操作できて快適だ」(同上 石川氏)ということでした。
日本経済新聞の報道を、下記に添付しましたので専門家のコメント評価の詳細は、こちらで確認ください。
【 iPad Pro と Surface Pro 4 とを日経新聞が比較 】
尚、マイクロソフト社が想定している「Surface Pro 4」の使い方は下記のようでした。
・ノート パソコン同様にデスクトップ用ソフトウェアを実行
・音楽や映画をストリーミング
・直接画面に記入や描画
・写真の整理や編集
・プロ品質のアプリで音楽を制作
・AutoCad での 3D モデル作成 (i7 モデルのみ)
週刊アスキーが行った、マイクロソフト社の前のモデル「Surface Pro 2」でのイラスト制作画像を下に引用させて頂きました。(イラスト制作ソフトは、『CLIP STUDIO PAINT PRO』)
(週刊アスキー「プロのイラストレーターが筆圧感知対応タブレット6機種を試す!」より引用転載しました。)
ただ、彩色は正確な発色の液晶で作業できるデスクトップ環境へ移行して行ったようですので、少し注意が必要です。
アップル社のiPad Proの情報は下記のバナーをクリックすれば確認できます。
(サイト上部のiPadをクリック)
【クリエイター向け仕様のモンスタータブレットPC 】
ソニーVAIO がイラストレーター、漫画家、アニメーター、グラフィックデザイナー、フォトグラファーや映像作家のために、クリエイターの声をもとに、クリエイターのために作ったというモデルである。
(表は、2016年11月21日調査)
店舗(メーカー) パソコン型番 |
液晶 (ノート時) | グラフィックス 型番 |
CPU型式 | メモリーとHDD | インターフェイスと映像出力 | 価格 (標準仕様) |
---|---|---|---|---|---|---|
ソニーVAIO (VAIO株式会社製) (Sony)
モンスタータブレットPC : VAIO Z Canvas |
液晶12.3型(タッチパネル)(解像度2560x1704)
VJZ12A1 |
Intel Iris Pro Graphics 5200 | Core i7-4770HQ(4コア8スレッド2.2 -3.4GHz, キャッシュ6MB) | 8-16GB SSD 256GB -1TB (Serial-ATA3) |
USB 3.0 x 2 HDMI出力 x 1 Mini DisplayPort 出力 x1 付属品:デジタイザースタイラス(ペン)、ペングリップ |
価格例¥269,800円 |
本モンスタータブレットPCは、本を読むときのスタンド(下図例)のように、立てかけての使用(角度も変えられる)が可能です。
また、自由に配置できるワイヤレスキーボードを採用のため、キーボードを横に置いたり、画面の後ろに置いたり、創作の行程や作品ごとの特徴、一人ひとりの快適な体勢に合わせて動かして使える。
(Gigazineに掲載されたVAIOのモンスタータブレットPC「VAIO Z Canvas」使用体験レビューから引用しました。)
(本使用感は、あらかじめ、メーカー側でプリインストールしたイラストソフト「CLIP STUDIO PAINT PRO」を使用しでお絵かきしています。)
あっという間にイラストが完成しました。イラストレーターmeraさんによると、VAIO Z Canvasは液晶の発色がものすごく良くて目にやさしいとのこと。
また、キーに印字された文字の大きさ・幅などが認識しやすいようデザインされているところなど、「とてもよく考えて作られているなぁ」という印象を受けたとのこと。
タッチ無効ボタンは非常に便利で、慣れてしまうとないと困りそうで怖いレベルだそうで、「うん。欲しい」と一言でまとめていました。(Gigazine)
2016年1月21日作成記
【本ページと関連深いページ】 :
●マイクロソフト Surface Pro 4 販売機種一覧ページ