激安パソコンを買うと、こうなる→→あのー修理、お願いします!こんなパソコンは、買うな!の巻
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(2005年5月原文記 →2023年9月9日追記修正・移設)
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激安パソコン:保障期間の1年でピタリと計算したかのように・・・ (2005年5月頃)
Windowsパソコンを、まだIBM PC/ATとかDOS/V互換機パソコンといった黎明期の95年ころから、すでに激安パソコンというものがありました。
この安さの魔力に、たいてい一度はとりつかれるものです。有名なオウム教団のショップを知っている人も、まだ多いかと思います。
(例のサリン事件の当日の朝、私は群馬から出張し、秋葉原の駅から船橋方面へ向かいました。すぐ近くで事件が起きたことを、あとで知り、ゾッとしたものです。)
ジツハ私は、オウムの店のファン?でした。(事件の起こる前デスヨ。) 仕事で秋葉にいくと、昼休みに吉野家の牛丼を食べながら、この辺でよく配ってた、例のビラをもらってよく眺めたものです。その圧倒的なスペックと安さにオドロイタものです。
私は、本気で買おうとしてました。当時、メディアでは、彼らのパソコンやパーツは、工賃や人件費タダだから安いのだと報道されてました。しかしそうだったのでしょうか?
現在、パソコンの作り方を熟知した?私は、そうではないと思うのです。(人件費タダだったのは本当かもしれません、)彼らは膨大な利益を上げてました。オウム・パソコンのなくなった?現在でも激安パソコンは、販売されてます。
その方法は、格安パーツを大量買付けすれば、それができるという単純なことだと言えます。
台湾や中国には、そういったブランド?の製品を量産するメーカーが多数あります。そこと契約し国内でも安い工賃で組み立てても、激安パソコンは、出来上がります。十分ペイし、利益が出るのです。
批判してるように書いてはいますが、これは、決して悪いことではありません。庶民に格安パソコンを製作し供給するのは、天使の仕事かもしれないからです。
ただ私の店(DOS/V PARTS SHOP "HIT & RUN")に修理に出てくるパソコンは、このタイプが非常に多かったのです。(メーカー名は出しません、現在は改良されているかもしれませんので。)
では、どこが壊れるかと言いますと、一番は、ケース付属電源です。なかには、保障期間の1年でピタリと計算したかのように、爆発音やケムリがあがり、壊れる機種もありました。
その次はといいますと、いくつかありますが、光学ドライブ(CDROM)と、マザーボード(マザボ)の順でしょうか。マザーも、先ほどのケース電源の故障と同じ原因です。熱設計が悪いのです。これは、結構はっきりしてます。
電源回路には、アルミ電解コンデンサ(注記)という電子部品が、そのスイッチング回路に多数使われてます。この部品には、使用温度範囲のグレードや信頼性に関する規格などがいくつかあります。このグレードが高いとまた日本製であれば、マージンが大きいので、問題が出ません。
注記)アルミ電解コンデンサ:電源回路で使われる電荷蓄積部品で、AC→DC変換(AC/DCやDC/DCコンバータ)などに使われる。アルミ電解コンデンサの場合、使用温度範囲は標準品では-40〜85℃、-40〜105℃が一般的です。
コストダウンして、失礼ながら中国製の使用温度範囲の低いもの、たとえば、0℃〜55℃などを使えば、夏場などで、劣化が始まり、時間が経つにうちに破裂したり、煙がでたり、液体みたいなものが吹き出たりするのです。
こうならないように、通常、(日本製では)熱設計という作業が行われるのです。ここまで書けばあとは、想像がつくかと思います。(光学ドライブ(CDROM)については、後にしましょう。)
ただ、このような不良が発生しても、DOS/Vパソコンの良さがあります。このケースの電源は、世界標準規格ATX仕様で出来てる(大手メーカー製パソコンは、専用電源搭載品もあり、互換性ない時あります、注意下さい)ので、そこら辺の店で交換してもらえば、何事もなかったように修理されます。
DOS/Vパソコンの良さは、各パーツが、標準規格のモジュールの集合品で作られてることです。この良さは、このような事件が起きても、解決方法があるということです。
あなたがどうしても、激安パソコンを買うのであれば、ただ、それの各パーツが標準規格のモジュールで作られてるかのチェックをしておきたいものです。
キューブパソコンは、この規格があてはまりません。(あとは、パーンと音がしたり、ケムリが出ても驚かないように、こころの準備や心臓の訓練などもお願いします。)
2005年5月制作記
【その後の類似例1】: 2023年9月9日追記
ラジオからノイズが出る電源(2015年11月頃)
2年前から使っていたPCが壊れました。
壊れる前の最初の2、3日は、「ガタガタ」と言うような 異音が発生しましたが、そのまま使えていました。
その後、PCを立ち上げると、動作しては10秒後に電源が切れ2、3秒後に自然にまた10秒くらい正常に動作してから電源が切れる症状が、4、5回続いてから正常に動作していました。
そんな症状が数日続いてから以降は、10秒くらい正常に立ち上がっては切れ、2、3秒後また立ち上がる症状が10回以上繰り返し始めました。
・・・・・・・略・・・・・・
そこで思い切って電源を交換してみました。
ところが、交換してPCは正常に動作しましたが 、今度は今までPCから4m程離れたラジオからノイズが出るようになりました。交換前は皆無でした。
ノイズの様子は、PC電源を入れると文化放送、ニッポン放送に「ピー音」が入ったり「グニュグニュ音」など様々で、時間によっても変化し、ラジオニッポンは「ザー音」にかき消されます。
・・・・・・詳細は、 自作組立PCの電源トラブル報告例 − ラジオからノイズが出る電源(私の友人から当サイトへの投稿例)をお読みください。・・・・・・
【その後の類似例2】: 2023年9月9日追記
動作中にフリーズし、リセットしないと回復しない電源(2023年3月頃)
私の使っていたパソコン(当時30万円位の高価な水冷SLI仕様BTOパソコン実機評価参照方)も買ってから12年と古くなり、Windows 8 から、Windows 10 にアップデートも出来なくなってしまい、今年の春に買い替えました。
あまりお金も掛けたくないため、試しに数年前(?)の中古のBTOパソコンにして見ました。私の中では「評価の高いiiyamaブランド(※)」のもの(パソコン工房の3万円台のお安いもの)としたのです。
(※「iiyamaブランド」については、「パソコン工房」のBTOパソコンを徹底的に評価のページに詳しく書いてあります)
ところが、このPCは、Windows 動作中に画面フリーズし、押しボタンでリセットしないと回復しない(立ち上がって来ない)のでした。
このためかなり長時間に渡って、イベントビューアあたりをあれこれ調べていると、警告やアラームが発生した時に電源にノイズが乗っていることが報告されていたのです。
そこで、他の電源に、とりあえず、12年前の古い高価なパソコンの電源を外して交換して見たところ、警告やアラームや電源ノイズが出なくなり、何と、これで直ってしまったのです。
12年前の古いPCの電源の方が、中古のBTOパソコンより優秀であり、そのまま使えたのです。そしてそのまま現在も使っています。(チャンチャン!)
2005年5月記 →2023年9月9日追記修正・移設
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