高性能モバイルノート ランキング TOP 10(2022年7月版)
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2022年7月度の、性能の高いモバイルノートを、筆者の独断と偏見によりチェックし、ランキング紹介しました。
モバイルノートの判断基準の重要な要素である「バッテリ動作時間」に、ここ数年で、大きく消費電力低減技術の進化が見られるため、最低でも、8時間以上、として調査しています。
【セパレート型、コンバーティブル型】
写真例: パナソニック製のレッツノートQV12シリーズを360度回転させてタブレット型にできる「コンバーティブル型/2 in 1」
パソコンの進化もゆっくりとして来た感もありますが、最近は、ノートPCにもタブレットPCにもなる、「2 in 1 パソコン」とも呼ばれるタイプも増えてきたようですね。
パソコンとしての利用面では不便という、タブレットPCに対する不満をこれで解消しようとする動きのようです。
モバイルPCには、タブレット端末もありますが、本ページでは、キー入力感が不愉快な点や、BTO選択が出来ない点、汎用利用がしにくいなどのため、長く調査対象外として来ました。
しかし、最近、通常のキーボード付きのノートとしても使え、さらにタブレット部分を着脱できる「セパレート型」。そして、切り離せないけれども、つなぎ目のヒンジ部分を360度回転させて、タブレット型にできる「コンバーティブル型」(左上写真)などが注目されるようになりました。
これらは、一応調査対象に入れました。ただ、本ページのランキング選定基準は、真新しさやユニークさ、話題性などになく、あくまで、下の方に書きました、モバイル性能の高さ(高性能モバイルの判断基準)に置いています。
【ウルトラブック】
薄さを徹底的に重視した、「デザイン上の美的こだわりや直感的な感性」を重視したい時こちらを選ぶようになると思われます。これを優先するため、「CPUの性能やバッテリ動作時間」が犠牲となる例が多いようです。
何故かと構造上考えて見ますと、規格で厚さを制限するために、クーラーを含めて厚みの必要なCPUやサイズの大きいバッテリーが制限されてしまうようです。
(ウルトラブックの厚さは、14型以上の場合は21mm以下、14型未満の場合は18mm以下など。★ウルトラブックの定義へ)
ウルトラブックは、モバイルに必要な要素である「落下に対する堅牢性」の証明が多くのメーカーで書かれてない場合が多く、その点が軽視、度外視されている感じがします。
(本ランキング一覧でも、堅牢性データ記載があるのは、非ウルトラブックの2機種のみです。)
また、光学ドライブの非搭載が前提であり、ウルトラブックは、14型以上も含むため大きく、モバイル(携帯)性とは少し距離感があるようです。(14型でも携帯性が良いと感じる人は問題ない。)
【モバイルノート】
あくまで、モバイル性(移動しながらの実用性)を重視するとこちらとなる。
このため、「重量が軽いこと、かつ、バッテリ動作時間が長いこと、落とした場合壊れない堅牢性」が最優先項目となります。
具体的に、モバイルノートとウルトラブックとの比較例を挙げますと、
ウルトラブック向けの低電力CPU (15W、型番の末尾にUがある) は、消費電力を落とすために、動作速度性能が落ちています。
一方、(今回のランキングには入ってませんが)標準CPUタイプの、35W CPU を搭載しても、それ以上の軽量・長時間駆動が、実現できている場合も見受けられます。
推測するに、ウルトラブックの薄さ実現のためには、(35W の)CPUの冷却が(クーラーの厚さが必要なために)出来ないのかもしれません。このように、デザイン上の薄さ・美しさを求めるために、どの性能を重視するか(犠牲にするか)が、ウルトラブック選択の基準のようです。
さて、本ページでは、かなり明確で厳密な判断基準を設け、高性能モバイルノートを、ランキング紹介して来ました。
BTO系ショップブランドのノートでは、残念ながら下記の基準を満たすものがありません。やはり不得意の分野のようです。一番下にアマゾンでのモバイルノート販売品を紹介しておきました。
■高性能モバイルノートの判断基準
@B5ファイル原則12インチ(例外的に13.3インチ含む)、A重さ:女性に軽い1.5kg 以下、Bバッテリ動作時間が長い。最低8 時間以上、CデュアルコアCPU(2コア)以上など高性能ハードの条件。(非BTO機種も含む)(参照:モバイル度の評価基準)
■高性能 モバイルノート ランキング TOP 10 (2022年7月30日調査)
(価格は、部品選択により変化しますので、詳細ページで確認下さい。)
ランキング | ノート 機種 ★節電や堅牢性 |
液晶仕様とイメージ | 重量とバッテリ動作時間 | 性能、特筆事項、チップセットなど |
---|---|---|---|---|
1位 | FUJITSU モバイルノート LIFEBOOK UHシリーズ カスタムメイドモデル LIFEBOOK WU2/G2 147,723円〜 (2022年6月モデル) |
13.3型ワイド
タッチ非対応 解像度 1920×1080 (ノングレア) Windows 11 Home/ 64ビット |
かなり軽量
約736g (2022年7月現在) 約11時間(JEITA2.0) 圧倒的長時間 |
・BTO選択可。
・Core i3 - 1215U(6コア8スレッド、速度(not open)、ターボ時速度4.4GHz、SmartCash 10MB) ・メモリー選択:4GB(オンボード) ・グラフィック:Intel UHD グラフィックス (CPUに内蔵) ・SSD 256GB(256/512GB/1TB/2TB 選択可) Webカメラ 92万画素 ・無線LAN Wi-Fi6、Bluetooth5.1 ・W307 ×D197 ×厚さ15.5mm |
2位 | 日本マイクロソフト セパレート型/2 in 1モバイル Microsoft Surface Pro 8 148,280円〜 (2022年7月現在) 紙に書くのと同じように手書き入力ができる 「 Surface ペン」が付属(別売) |
13型 タッチスクリーン
解像度 2880 × 1920ドット 解像度が圧倒的に高い Windows 11 アマゾン購入と比較すると! |
モバイル性が断トツ
891 g (条件あり) 最大16時間 (条件あり) |
・多モデルから選択。Core i5/ i7 ,etc
・例 Core i5 -1035G7(4コア8スレッド、速度 1.2GHz、ターボ時3.7GHz、SmartCash 6MB) ・メモリー選択:8, 16, 32GB LPDDR4 ・グラフィック:CPU内蔵 Intel Iris Xe グラフィックス (i5,i7) ・ストレージ選択:SSD 128, 256, 512GB,1TB ・無線LAN(Wi-Fi 6: 802.11ax 互換)、 Bluetooth 5.1 ・フロント カメラ (1080p フル HD ビデオ) ・背面カメラオートフォーカス機能付き (1080p Full HD ビデオ) ・幅287 x 奥行208 x 厚さ9.3mm |
3位 | 東芝 モバイルノート dynabook GZシリーズ GZ/HV 203,500円〜 (2022年7月) Officeなし |
13.3型ワイド
高輝度・高色純度・広視野角(IGZO・非光沢) 解像度 1920 x 1080ドット Windows 11 Home 64ビット |
約875g
約24時間 |
・BTO選択不可!
・Core i5 - 1240P(12コア16スレッド、速度 ターボ時4.4 GHz、SmartCash 12MB) ・メモリー:16GB ・グラフィック:CPU内蔵Intel Iris Xe graphics ・ストレージ:SSD 512GB ・無線LAN: Wi-Fi 6(IEEE802.11ax)、 Bluetooth 5.2 ・約92万画素Webカメラ ・幅306 x 奥行210 x 厚さ17.9mm |
4位 | NECダイレクト ウルトラブック カスタマイズモデル LAVIE Direct N12 (2022年7月現在) ¥113,080円〜 ★堅牢性:76cmの高さから落下試験クリア ★面耐圧150kgfクラスのタフボディ |
12.5型ワイド(フルHD)
解像度1920X1080ドット Windows 11 Home 64bit |
モバイル性が断トツ
約955g (内蔵バッテリパック含む) 約11.2時間 |
・BTO選択可
Core i5-1110G7(2コア4スレッド、速度GHz、3.9GHzターボ時、Smart Cache 6MB) ・メモリー:4/8/16GB LPDDR4 SDRAM ・グラフィック:CPU内蔵Intel Iris Xe グラフィックス ・ストレージ:SSD 256/512GB/1TB ・Webカメラ:HD解像度(720p)カメラ ・無線LAN(Wi-Fi 6) 、Bluetooth5.0 (Bluetooth Smart Ready) ・289(W)×192(D)×18(H)mm |
5位 | パナソニック 2 in 1 タイプ カスタマイズ レッツノートQV 12.0インチ CF-QV1WRDCP ¥297,000円〜 (2022年7月現在) |
12.0型TFTカラー液晶 WQXGA+ 解像度 2880×1920ドット 解像度がかなり高い 360度回転させてタブレット型にできる 天板カラー 4色 Windows 11 Pro |
モバイル性が高い
約969g(付属バッテリーパック) 約11時間(バッテリーパック) |
・価格が高いがマニアック、CPUも高速。
BTO選択可。 ・選択Core i5 -1145G7(2コア4スレッド、速度 ターボ時4.4GHz、スマートキャッシュ8MB) ・メモリー:16GB(LPDDR4x) ・グラフィック:CPU内蔵Intel Iris Xe グラフィックス ・ストレージ:SSD 512GB / 1TB 選択(PCIe) ・無線LAN Wi-Fi 6 AX201、Bluetooth v5.1搭載 ・カメラ:Full HD 1080p ・幅273.0mm×奥行209.2mm×高さ18.7mm |
6位 | ソニーストア (VAIO株式会社製) ウルトラブック キャンペーンTOP VAIO SX12 2022年7月モデル 168,000円〜 (参考価格) ★堅牢性:「カーボン天板」採用、 衝撃に対する耐久性:90cm落下試験 |
12.5型ワイド(16:9 )フルHD 解像度1920×1080 Windows 11 Home 64 |
モバイル性が断トツ
899〜940g (本体質量) 約24.8〜26時間(標準バッテリ) ★軽さと長時間ならコレが1番! |
・BTO選択可
・例 Core i7- 1240P (12コア16スレッド、速度 1.7GHz、ターボ時4.4GHz、12MB Smart Cache) ・ストレージSSD 512/256/128GB選択 ・メモリー:8GB/16GB/32GB選択 ・グラフィック:CPU内蔵Intel Iris Xe graphics ・無線LAN(Wi-Fi 6E)、Bluetooth 5.1 ・幅287.8mm×奥行205mm× 高さ15-17.9mm |
7位 | デル(Dell) ノートPC XPS 13 ノートパソコン 131,985円〜 (2022年7月価格) |
13.3型 FHD
+フレームレス非タッチ 非光沢 解像度 1920 x 1200ドット 解像度がかなり高い Windows Windows 11 Home |
最小1.16kg
最大?時間 |
・BTO選択可。
・Core i5- 1135G7(4コア8スレッド、速度 ターボ時4.2GHz、Smart Cache 8MB) ・メモリー:8GB LPDDR4x 4267MHz ・グラフィック:CPU内蔵Intel Iris Xe グラフィックス ・ストレージ:SSD 256GB(M.2 PCIe NVMe) ・無線LAN Wi-Fi 6、 Bluetooth 5.1 ・720P (30 fps) HD Webカメラ ・幅302 x 奥行199 x 厚さ15.8mm |
2022年7月制作記
★参考ページ :
ウルトラブックの定義
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