3DCGアニメ制作推奨PC - 3ds Max, Maya, Cinema 4Dなど快適
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2023年9月23日更新
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3D モデリングとアニメーションを実現する、Mayaや3ds Maxなど、プロ向けのソフトを使用し、快適に3DCG制作作業の行えるスペックのパソコンを調査して見ました。
主な対象の3DCGソフトウェアは、プロプライエタリ(proprietary)と言う知的財産権を保有のものですが、無料版のDaVinci Resolveや、フリーで、ソースコードを公開している無料ソフトのBlenderなどもあります。
←写真は、CG動画制作リアルタイムレンダリング・レイトレーシング向けクリエイターパソコン(パソコン工房)
【主要な3DCGアニメーション制作ソフトの概要】
Autodesk Maya(30日間無料版を見る) : 有名なハイエンドの3DCGアニメーションソフト。
3D アニメーション、モデリング、シミュレーション、レンダリング用CGソフトウェア。パワフルな統合ツールセットが用意されており、アニメーション、環境、モーション グラフィックス、バーチャル リアリティ、キャラクタの作成。
ハリウッドをはじめとする映像現場で使われているプロ仕様のハイエンドソフト。映画・アニメ制作会社・テレビ番組・ゲーム・CMの制作に使用されている。範囲(シェア)で言えば、VFX(Visual Effects:視覚効果)で圧倒的だった。
Autodesk 3ds Max(30日間無料版を見る) : 有名な 3DCG作成用の統合型ハイエンド編集ソフト。
3D モデリング、アニメーション、レンダリング CGソフトウェア。レンダラーとして、Arnoldを標準搭載し、非常にインタラクティブで、フォトリアルなレンダリングを実現。
広大なゲーム世界、設計のビジュアライゼーションにおける印象的なシーン、魅力的なVR( Virtual Reality: 仮想現実 )体験などを創造できると言う。
キャラクターアニメーションや映像やCAD製品との連携、それらの分野に使用されることが多い。AutoCADとの連携を高め、キャラクターアニメーション制作に役に立つcharacter studioというソフトウェアも標準機能として搭載。
Cinema 4D(¥7883円/月) : 3Dコンピュータアニメーション、モデリング、シミュレーション、レンダリングソフトウェア(ドイツMAXON Computer社)。
高速でパワフル、柔軟で堅牢なツールは、デザイン、モーショングラフィックス、VFX(visual effects:視覚効果)、AR(Augmented Reality:拡張現実)/MR(Mixed Reality:複合現実)/VR(Virtual Reality:仮想現実)、ゲーム開発、そしてあらゆるタイプのビジュアライゼーションのプロに、3Dワークフローをよりスムーズで効率的なものにすると言う。
3DCGソフトの中でもモデリングからアニメーションまで感覚的に作業ができ、モーショングラッフィクス制作との相性がよく、After Effectsとの連携もシームレスに行えるため、これから3DCGを始めようと思っている人にもお薦めのソフトである。
DaVinci Resolve(DaVinci Resolve 無償版ダウンロード。DaVinci Resolve Studio 有償版) :
ハリウッドで圧倒的シェアを持つ統合型のポストプロダクションソフトウェア(豪Blackmagic Design開発)。ハリウッド映画では、8割前後の作品がなにかしらのかたちで利用しているという。オフライン・オンライン動画編集、音声編集、2D・3Dデジタル合成、カラーコレクション・グレーディング、メディア管理、映画用オーサリング、動画共有サイトへの投稿などが可能。
Blender(Blenderダウンロードはページ最下部) : 無料で使用でき、ソースコードの自由な利用や配布のできる統合型3DCG制作ソフトであり、2Dアニメーション制作ソフトであり、VFX向けデジタル合成ソフトであり、動画編集ソフトウェア。中国・米国・カナダの共同制作によるSFアクションアニメ映画(ネクスト ロボ)でBlenderが全面的に使用された。
一般的な3DCGツールに求められるほぼ全ての機能を内包するため、プロだけでなく、これから3DCG制作を始めるユーザーにとって非常に有力なツール。
詳細は→●3DCG制作入門向けパソコン -Blenderが快適
以上、良く知られた主要な3DCGアニメーション制作ソフトについて、その概要を説明しました。
グラフィックボードが必要な場合もあります。これはソフトによって異なりますが、有名な人気の動画編集ソフトのほとんどは、GPU性能のサポートを受けて、レンダリング、エンコード、デコードなどで作業効率が格段に上がるソフトです。
本ページで対象とするソフトウェアは、このNVIDIA GPUアクセラレーション機能のメリットを受ける、GPUで高速化アプリで、およそ下のようになります。
【3DCGアニメーション制作ソフトウェア一覧(GPUで高速化アプリ)】
Adobe Substance 3D (Designer, Painter, Sampler, Stager), Autodesk 3ds Max, Autodesk Arnold, Autodesk Maya, Blender, Cinema 4D, D5 Render, DaVinci Resolve ,Daz Studio, Enscape, Houdini, Keyshot(3Dリアルタイムレンダリング及びアニメーション作成ソフト), Lumion, NVIDIA Iray, Marmoset Toolbag, OctaneRender, Pixar Renderman, Redshift(世界初の完全に GPU アクセラレーションを備えたバイアス レンダラー), Rhino, Twinmotion, Unity, Unreal Engine, V-Ray
(注記)NVIDIA GPUアクセラレーション機能のメリット
これは、CPUの処理の一部をグラフィックスカード(GPU)に並列実行処理してもらうと処理が高速化できるというものです。
上の表に挙げた制作ソフトは、GPUで高速化する(できる)アプリということになります。
詳しくは→●動画編集(ビデオ編集)は、NVIDIA Studio PC の時代
【GPUアクセラレータでカラーグレーディングと編集時間を最大 50% 高速にした例】
(DaVinci Resolve)
GPU アクセラレーション機能を利用し、NVIDIA RTX の専用のエンコーダーとデコーダーでビデオ作業を高速化、カラー グレーディングと編集時間を最大 50% 高速にした例が、NVIDIA Studio サイトで報告されている。
【主要な3DCGアニメ制作ソフト推奨の動作環境】
次に、動画編集(ビデオ編集)は、NVIDIA Studio PC の時代でも紹介した、NVIDIA社の「Nvidia studio のサイト」をよく読んでみますと、制作ソフト推奨の動作環境は、およそ下記のようになりました。
【3DCGアニメーション制作ソフト推奨のグラフィックスカード】
●GeForce RTX 3060 または NVIDIA RTX A3000 以上を推奨。
●大きく複雑なモデルでレンダリングのパフォーマンスを上げるには、大容量のグラフィックス メモリを搭載した GPU を利用。
それは、GeForce RTX 4080 16GB、NVIDIA RTX A5500 以上
(以上の出典は、GPUでクリエイティブ アプリの高速化-Nvidia studio のサイトを参照しました。)
【3ds Max/ Maya推奨の動作環境(CPU・メモリー・ストレージ)】
●CPU: Core i7やCore i9、Ryzen 7、Ryzen9のCPUがお薦め。
レンダリングの処理にはCPUコア数の多さが威力を発揮する。処理速度を優先する場合にはインテルCore XシリーズのCPUがよい。
●メモリ: 3ds Maxなどが様々な制作ソフトウェアを併用するには、32GB以上のメモリ容量が必要となる。 4K・8K解像度向けの複雑なシミュレーションを実施するには、さらに多くのメモリ容量64GBが必要となる。プロのワークフローでは64GBの搭載がお薦め。
●ストレージ(SSD・HDD): 高速なSSDがお薦め。データの大容量化に伴い、メインドライブに大容量SSDをお薦め。
以上の出典は、
・3ds Maxゼネラリストに最適なスペックのお薦めパソコンーパソコン工房
・CGWORLDコラボ|Mayaモデラー向けパソコンーパソコン工房
【 快適に3DCGアニメーション制作できる推奨PC一覧表 】
2023年9月23日更新
店舗(メーカー) パソコン型番 |
グラフィックス 型番 |
CPU型式 | メモリー (種類) |
HDD (HDD,SSDの種類) |
安い順価格 (標準仕様) 対象ソフト |
---|---|---|---|---|---|
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8コア16スレッド / 3.8GHz - Boost 4.6GHz |
16GB(8GBx2) DDR4-3200 |
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パソコン工房
Mayaモデラー向けパソコン ミニタワー型 iiyama SENSE-M07M-137F-SAX |
NVIDIA GeForce RTX 3060 Ti 8GB (GDDR6) | intel Core i7- 13700F
16コア24スレッド / 2.1(1.5)GHz- Boost 5.2GHz |
16GB(8GBx2) DDR5-4800 |
500GB M.2 SSD (NVMe対応) |
参考価格 198,800円 マザーチップセット :インテル B760 全10機種あり! |
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GeForce RTX 4060 (GDDR6 8GB) |
intel Core i7-13700F (16コア24スレッド /2.1GHz- TB最大5.2GHz, Smartcash 30MB) |
16GB Crucial製 (8GBx2, DDR4-3200) |
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32GB (16GBx2, DDR5-4800) |
SSD(M.2) 500GB (NVMe Gen4×4) |
199,800円
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GeForce RTX 3060 Ti (GDDR6 8GB) |
intel Core i7-12700K (12コア20スレッド /GHz- TB最大5.0GHz, Smartcash 25MB) |
32GB (16GBx2, DDR4-3200) |
1TB M.2 SSD (Gen4 PCIe NVMe) |
233,000円
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GeForce RTX 4080 16GB (GDDR6X) | Core i7 -13700KF (16コア24スレッド 、定格2.5GHz ターボ最大5.4GHz、30MBスマートキャッシュ) |
32GB
(16GB×2; DDR5-4800) |
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パソコン工房
3ds Maxゼネラリスト向けパソコン ミドルタワー型 iiyama SENSE-F0X7-LCR79-XLX |
NVIDIA GeForce RTX 4090 24GB (GDDR6X) | AMDRyzen 9 7900
12コア24スレッド / 3.7GHz- Boost 5.4GHz |
32GB(16GBx2) DDR5-4800 |
1TB M.2 SSD (PCIe 4.0×4 / NVMe対応) |
参考価格 469,800円 マザーチップセットAMD X670 全3機種あり! |
2023年9月20日調査制作
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